「柏原に頼っていてはいけない」 箱根で学んだエースを活かすチーム作り
第1回
早稲田大とデッドヒートを繰り広げた2011年の箱根駅伝。このシーズン、柏原は不調で出雲駅伝を欠場していた 【写真:日本スポーツプレス協会/アフロスポーツ】
この年は双子の設楽啓太、悠太兄弟など、有力な1年生が入学した一方で、3年生エースの柏原竜二が不調でした。ケガもあり、心身の疲労が重なった柏原は、スランプに陥りました。
そんなとき、私に焦りがあったら、本人はさらに不安な気持ちになります。秋の駅伝シーズンになれば、柏原なら絶対に上がってくると信じていましたし、彼にも「大丈夫だ」と言い聞かせました。
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本人は走れると思っていたようですが、私は「絶対に起用しない。竜二のためにならない」と言い切りました。柏原の力がチームにとって大きいことは間違いありませんでしたが、そこは譲れません。
柏原は現地にも連れて行かなかったので、レース当日は大学で授業を受けていました。設楽兄弟ら3人の1年生を起用して4位という結果は悔しかったでしょうが、その悔しさを必ず次への発奮材料にするのが柏原という選手です。
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