連載:岡田メソッドの神髄

たった1回の妥協が勝負を分ける 選手に求めるプロの姿勢とは

岡田武史
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第7回

2006年ドイツW杯でオーストラリアに逆転負けを喫した日本代表。「大丈夫だろう」との気持ちが勝負を分けたと岡田氏は指摘する 【写真:アフロ】

プロフェッショナリズム

 図9-1をご覧ください。1人の選手の技術や体力の総合能力がAのラインですが、トレーニングをしたあと、レベルは必ずダウンします。たとえば、100メートルを16秒で走り、44秒で戻ってくるというインターバルトレーニングを10本やると、そのあとすぐに走れる選手はいません。そこで休養と栄養をとると、以前のAのラインより少しレベルが上がってBになります。これを超回復と言います。
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著者プロフィール

株式会社今治.夢スポーツ代表取締役会長。1956年大阪府生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、古河電気工業サッカー部(現ジェフユナイテッド市原・千葉)に入団し、日本代表に選出。引退後は、日本代表監督(二度のW杯出場)、コンサドーレ札幌監督(J2優勝)、横浜F・マリノス監督(J1二連覇)、中国スーパーリーグの杭州緑城監督を歴任。2014年にFC今治オーナー就任。AFC(アジアサッカー連盟)最優秀監督、Jリーグ最優秀監督、日本サッカー殿堂入りなど受賞歴多数。

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