有森裕子が語る「夏レースの戦い方」 暑さ厳しい世界陸上で上位に入るには?
夏のレースでも好成績を残してきた有森裕子氏に、暑さの中でのレース戦略を聞いた 【写真:青木紘二/アフロスポーツ】
その展望と酷暑におけるレースの進め方を、1992年バルセロナ五輪銀、96年アトランタ五輪銅の2大会連続でメダルを獲得した有森裕子氏に語ってもらった。(取材日:9月10日)
日の丸を背負うことは貴重な経験に
世界陸上ドーハ大会の女子マラソンに出場する(左から)池満綾乃、谷本観月、中野円花。3人とも初の代表となる 【写真は共同】
その中でも谷本さんはまだ24歳と若く、東京の次の五輪も狙える年代で面白い選手だと感じています。彼女が1時間11分02秒の自己新で5位になった昨年の山陽女子ロードレースはかなり暑い条件のレースでした。所属が名門の天満屋でしっかり練習をしているだろうし、地に持っている体力はありそうだなと感じました。身長も153センチとコンパクトな体ですし、暑さにも弱くない印象もありました。
ハーフのベストがまだ11分台なので、できれば10分を切るところまでは持っていってほしいですが、暑さを味方にして入賞を目指してくれたらと思います。池満さんと中野さんはともに28歳での初代表ですが、自分の力をしっかり出して走り、世界とはどういうものかをチームの後輩たちに伝える役割も果たしてもらえたらと思います。
競技への意識が変わったある大会
91年8月、世界陸上東京大会の女子マラソンで快走する有森氏(左) 【写真は共同】
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