連載:W杯直前!バスケ日本代表座談会

渡邊雄太の八村評は「わが道をいく男」 日本代表担う4人は互いをどう見ている?

小永吉陽子
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W杯を控えた八村、渡邊、比江島慎、馬場(左から)が集結! 【写真:築田純】

 8月31日の開幕を目前に控えたFIBAワールドカップ(W杯)。日本は自国で開催した06年大会以来、13年ぶりの出場となる。アジア予選では4連敗を喫して崖っぷちからのスタートだったが、そこから最終的に8連勝を遂げた日本は、1年3カ月の予選を通して大きな成長を遂げた。その戦いの中心にいたのが八村塁、渡邊雄太、比江島慎、馬場雄大の4人だ。今夏にはNBAサマーリーグに出場した選手たちでもある。

 日本の顔ともいえる4選手に、お互いの印象や今だから言える予選秘話、そしてアメリカをはじめとする対戦相手や大会の抱負を語ってもらった。まずは4選手が語るそれぞれの印象から対談がスタートした。

八村はわが道をゆく、比江島はいじられキャラ!?

――日本代表の中心4選手がここに集まりました。それぞれお互いの印象は?

渡邊雄太(以下、渡邊) まず、僕から見ての塁は、アメリカ仕込みのプレーをしてフィジカルが強いのは言うまでもなく、このサイズであれだけ動けるプレーができるので、日本にとって特別な選手だと思う。性格は……まあ何というか、人の話を聞いていない時があったり、でもやる時はやる男で、わが道をいく感じです(笑)。それに比べたら、雄大はかわいいところがありますね。まだちょっと後輩らしいというか(笑)

馬場雄大(以下、馬場) まあ、塁に比べたらそうだよね(笑)。

渡邊 雄大とはU18代表で一緒にプレーしたんですけど、その頃から走る力はすごいし、今もすごい。最後にマコちゃん(比江島)は……(笑)。

比江島慎(以下、比江島) 恥ずかしいわー。

選手たちはお互いをどう見ているのか? やや恥じらいながらも語ってくれた 【写真:築田純】

渡邊 マコちゃんはイジられキャラなので、先輩後輩問わず、チームのみんなにイジられ続けています(笑)。プレーはというと、僕、マコちゃんのプレーが昔から大好きなんですよ。1対1で得点を取る力は代表の中でマコちゃんが一番あると思っています。

八村塁(以下、八村) 僕よりですか?(笑)。

馬場 言うなー(笑)。
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著者プロフィール

スポーツライター。『月刊バスケットボール』『HOOP』編集部を経て、2002年よりフリーランスの記者となる。日本代表・トップリーグ・高校生・中学生などオールジャンルにわたってバスケットボールの現場を駆け回り、取材、執筆、本作りまでを手掛ける。

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