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シント=トロイデン買収の真相
第4回 プロジェクトにおける3つの狙い

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ベルギー1部のシント=トロイデンVV(STVV)をDMM.comが買収した計画の始動から今夏まで、激動の3年半の舞台裏に迫った。

立石が思い描いていた当初の関わり方

STVV買収の話が進んでいた17年、立石はあくまでアドバイザーとして関わるつもりだった
STVV買収の話が進んでいた17年、立石はあくまでアドバイザーとして関わるつもりだった【飯尾篤史】

 STVV買収の話が進んでいた2017年、FC東京は激動のただ中にあった。


 成績不振のため、2シーズン連続して監督を途中解任。篠田善之監督の後任にコーチの安間貴義を昇格させ、立て直しを図っていた。


 STVV買収に関する報告は、立石敬之のもとにも届いており、アドバイスをすることはあったが、FC東京のGM(ゼネラルマネージャー)という立場に変わりはない。このプロジェクトに、自身が本格的に関わることはないと考えていた。


 仮に買収が成功したとしても、あくまでもアドバイザーという立場で関わればいい、と思っていたのだ。


「そもそも、そんなに簡単に買収できるとも思っていませんでしたから。もし成功したら、そのときは、FC東京とそのクラブが業務提携を結び、選手やスタッフを送り込んで経験を積ませたりして、FC東京の強化に役立てたい、と考えていたんです」


 そのため、買収交渉のミッションは、大学の後輩であり、30年来の付き合いである山形伸之に託した。さらに、強化担当者としてアンドレ・ピントを紹介し、FC東京での仕事に集中していた。

飯尾篤史
飯尾篤史

東京都生まれ。明治大学を卒業後、編集プロダクションを経て、日本スポーツ企画出版社に入社し、「週刊サッカーダイジェスト」編集部に配属。2012年からフリーランスに転身し、国内外のサッカーシーンを取材する。著書に『黄金の1年 一流Jリーガー19人が明かす分岐点』(ソル・メディア)、『残心 Jリーガー中村憲剛の挑戦と挫折の1700日』(講談社)、構成として岡崎慎司『未到 奇跡の一年』(KKベストセラーズ)などがある。

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