“最強世代の次の代”…苦しみを越えて 西谷浩一監督が語る、令和最初の大阪桐蔭
「チームの作り方は代によって違う」と話す西谷監督は、今年のチームをどう作り上げているのか? 【スリーライト】
そんな西谷監督に、“春夏連覇の次の代”とともに歩んできたこの1年を振り返ってもらった。なかなか結果に恵まれないまま夏の大会に突入したが、目標は、今年ももちろん“日本一”だ。
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「リズムが作れなかった」新チーム
投手は、中田惟斗と仲三河優太を軸に考えていて、秋の大阪大会は中田を背番号「1」にしたのですが、二人ともケガでうまくいかず……。そんな中、前チームで、シートバッティングなどで力をつけていた新井雅之が投げ、「最低限」と思っていた近畿大会に出ることはできました。
――秋の近畿大会は準々決勝で敗退。前チームの春夏連覇メンバーたちがその後の練習に取り組む後輩たちを間近で見て、「覇気や本気度が足りなかった」ということも言っていました。
僕からしたら、新チームはまだそのレベルまでいっていなかったので、それも仕方のないことだと思っていましたけど、前チームは熱すぎる選手がそろっていて、少しのミスも許さないような雰囲気があった。その物差しから見たら後輩たちが物足りなく感じたのでしょう(笑)。この代の選手たちは、経験も少なく、どうやっていったらいいのかも分からず、リズムが作れなかったんだと思います。
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