連載:逆襲の大阪桐蔭

プロローグ

 高校野球の代表的な高校として真っ先に名前が挙がるのが、大阪桐蔭。平成3年(1991年)に初めて甲子園出場を果たすと、以来、春10度、夏も10度の甲子園出場。春3回、夏5回の優勝を成し遂げており、平成において、この勝率に勝る高校はどこにもない。そして昨年は、根尾昂(中日)、藤原恭大(千葉ロッテ)、中川卓也(早稲田大)、柿木蓮(北海道日本ハム)らそうそうたるメンバーをそろえ、藤浪晋太郎(阪神)、森友哉(埼玉西武)らがいた2012年以来、二度目の春夏連覇を達成する偉業を成し遂げた。
 そんな大阪桐蔭だが、今チームは、秋・春の大阪大会を含め、優勝が一度もない。“春夏連覇の次の代”である今チームは、一体どんな1年を過ごしてきたのか……最後の夏、逆襲はあるのか。5回にわたって大阪桐蔭にスポットを当てる。

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