田口良一が井上尚弥にかける大きな期待 「フェザー級制覇できる」と断言
2013年6月、日本ライトフライ級タイトルマッチの記者会見を行う田口と井上(写真左より) 【写真は共同】
バンタム級で連続初回KO勝ちと圧倒的な強さを見せる井上がプロで初めてKOを逃した相手が、のちにWBA&IBF世界ライトフライ級統一王者となる田口良一(ワタナベ)だった。
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「勝負になる」気持ちは揺らがなかった
会場で視察した田口も「今までとはレベルが違う相手」と再確認させられたが「勝負になる」という気持ちが揺らぐことはなかった。
「時々、少しアゴが上がったり、ガードが空いたりするのが見えて。そこに左フックを合わせるのが作戦のひとつでした。でも、井上君相手に簡単ではない。全体的なレベルの底上げが必要だと思ったし、ベストコンディションでやっと勝負になるぐらいだと覚悟もしていました。気持ちで負けたら、一気に詰められることはスパーリングで分かっていたし、自分の調子も良かったので、リングに上がるときは吹っ切れて、『自分が勝つ』という強い気持ちで臨めました」
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井上の変化を感じた試合終盤
若きモンスター・井上(写真右)との激闘は判定まで持ち込まれた。田口は「ラウンドが過ぎるのが、あっという間だった」と振り返る 【写真は共同】
井上の変化を感じたのは終盤だった。
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