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森保監督「臨機応変にやっていく意識を」
親善試合 コスタリカ戦前日会見
コスタリカ戦に向けて、森保監督が会見を行った
コスタリカ戦に向けて、森保監督が会見を行った【スポーツナビ】

 サッカー日本代表は11日、パナソニックスタジアム吹田で国際親善試合のコスタリカ戦に臨む。7日に予定されていたチリ戦が北海道胆振地方を震源とする地震によって中止となったため、この試合がA代表の監督としての初陣となる森保一監督は、10日に行われた前日会見で「この1試合で、招集から過ごした時間を無駄にすることなく、すべてをぶつけたい」「熱い試合をして、被災地で頑張っている方々に、励ましのエールを」と意気込みを語った。


 また森保監督は、選手たちに求める要素として「日本人が持っている技術に自信を持ってやるということ、勇気をもってトライすること」を挙げた。

被災地で頑張っている方々に励ましのエールを

 まず、このたびの台風21号、そして北海道大地震で犠牲になられた方のご冥福をお祈りしますとともに、大阪府をはじめとする関西で被災された方、そして北海道で被災された方の暮らしが1日でも早く戻りますよう、被災された方に心よりお見舞い申し上げます。


──(北海道地震の影響で)1試合少なくなったことで、調整や戦術の確認が大変だったと思う。明日の試合で代表選手としてどんなことを表現してほしいか、期待するところを教えてほしい。


 今回、キリンチャレンジカップは2試合が予定されていたのが1試合(になってしまった)というところで、できれば2試合やって、より多くの選手を使ってプレーを見たかったという部分と、チーム作りとしても、1試合目はその時のベスト(メンバー)でプレーしてみて、そこでの成果と課題を2戦目につなげていくことができれば、良い時間の過ごし方ができたと思います。


 ただ、自然災害には太刀打ちできませんし、北海道の震災時はわれわれも札幌にいましたが、サッカーをしてもいいのかという状況だったので、仕方がないと思います。この1試合で、招集から過ごした時間を無駄にすることなく、すべてをぶつけたいと思っています。われわれはサッカーを通して、まずはピッチ上で、そしてピッチ外でも、いろいろな方に日頃から応援していただいています。


 サポーターをはじめ、日本国民の皆さんに対して、そして大阪や関西、北海道で被災された方々に励ましのメッセージを送る。何より明日の試合で、われわれは粘り強くタフに戦い抜くということ。熱い試合をして、被災地で頑張っている方々に、励ましのエールを送ることができればと思います。


──これがA代表での初陣となるが、どんなサッカーを見せたい、目指したいと思うか。


 まずは勝負にこだわって戦うということ。ベースとなるボールの奪い合いのところで、戦う姿勢を見ている方々に伝えられるようにしたい。日本人の技術と規律の部分を、試合の中でお見せできるようにしたいと思います。

選手には個の力も、組織力も求めていく

──コスタリカは守るときは5バックで、守備が堅い印象があるが、どういうプランで戦うのか。


 コスタリカは非常に個のレベルが高く、チームとしても組織的に戦える強いチームだと思っています。W杯では3−4−3で、守る時は5バックになって5−4−1の形で、守備を固めながら速攻を仕掛けることもあります。ただ、W杯後に監督が代わって、直近の韓国戦(0−2)では違うシステムで戦っていたように思います。


 われわれは相手がどういうシステムで来ても、柔軟に対応できるようにしていきたいと思います。もちろんスカウティングはしていますが、「これだけしか相手はやってこない」ではなく、柔軟に、臨機応変に対応力を持ってやっていきたいと思います。


 われわれの戦いについては、もちろん攻撃的にやっていきたい部分もありますが、試合の流れもあります。守備の時間帯は守備をする、攻撃を仕掛けられる時は速く仕掛ける。相手に守られた時は、ボールを握りながら何とか相手の守備を崩す、という臨機応変なやり方でやっていきたいと思います。


──若い選手がA代表に入ると良いものを出せない傾向がある。そこを乗り越えてやってほしいと思うか、それとも伸び伸びやらせるようアプローチをしているのか。


「すべてこれだけ」ということはないと思います。チームの戦い方としてコンセプトの大枠はあるので、その中で若い選手だけでなく、すべての選手に自分の持っているものを思い切り出してほしいという思いはあります。個で持っているスペシャルなものに自信を持ってもらえるように、思い切り発揮してもらえるようにということを働き掛けながら、チームとしての戦いを考えてもらえればと思います。


──W杯にコーチングスタッフとして参加して、いろいろ感じたことがあると思うが、それを踏まえてチーム作りに落とし込むものはあるか。


 ロシアW杯にスタッフとして帯同して、前監督の西野(朗)さんがチームに働き掛けていたアプローチは素晴らしかったですし、自分なりに経験させてもらったこと、学ばせてもらったことをチームに落とし込んでいきたいと思います。たくさんのことがありますが、「日本人らしく」というのは漠然としてしまいますが、はっきりとした定義はなくても、日本人らしい感覚で、ひたむきに粘り強く最後まで戦い抜きたいと思います。それはサッカー、スポーツを見てくださっている人には、いろいろなメッセージをお届けするのに、一番必要な部分だとも思っています。そこはW杯でも、チームとしてできていたことだと思いますので、やっていきたいと思います。


 そして先ほども言いましたけれど、日本人が持っている技術に自信を持ってやるということ、勇気をもってトライすることを選手には求めていきたいです。規律という面でもチームコンセプトの中で攻守で連係・連動して戦うという部分は、世界に通用すると思っているので、規律や組織力は出していきたい。「組織力」が独り歩きしてしまうところがありますが、ロシアでチームを見ていて良かったと思うのは、そういった日本人の良さという部分もありましたが、それぞれの個の力があって組織力があるからこそ、いい戦いができる。どことでも対等に戦えると思いますので、個の部分も組織力も求めていきたいと思います。

スポーツナビ

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