ロナウド退団で沸き起こる大スター待望論 新生レアル・マドリーの状況は不透明!?
スペインフットボール界全体で沸き起こる「待望論」
ロペテギの公式戦デビューとなったUEFAスーパーカップは2−4と敗戦 【写真:ロイター/アフロ】
UEFAスーパーカップで露呈した低調なパフォーマンスと精神的なもろさの原因を究明することもその1つだ。2000年のトヨタカップでボカ・ジュニアーズに敗れて以降、国際大会のファイナルでは負け知らずだったレアル・マドリーにとって、あのような負け方をすることは極めて稀(まれ)だからだ。
ロペテギの公式戦デビューとなったUEFAスーパーカップにて、レアル・マドリーは近年のCL決勝で2度破っているアトレティコに4失点、それも延長戦で2ゴールを奪われている。
CL王者レアル・マドリーが喫したショッキングな敗戦は、ロナウドの喪失がもたらすスペインフットボール界の危機感をあおり、新たなビッグスターの待望論を後押しすることになりそうだ。
それがエデン・アザールになるのか、ネイマールになるのかは分からない。確かなのはペレス会長がこれほど不透明な状況を前に、腕組みをして静観していられる男ではないことだ。
(翻訳:工藤拓)