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ブレない強さで最強を目指す江幡塁
「打倒ムエタイ」で業界を盛り上げる
6月の大会で小笠原瑛作との“55キロ 日本最高峰の一戦”に勝利した江幡塁にインタビュー
6月の大会で小笠原瑛作との“55キロ 日本最高峰の一戦”に勝利した江幡塁にインタビュー【スポーツナビ】

 新日本キックボクシング協会を代表する選手として「KNOCK OUT 2018 SURVIVAL DAYS」(6月8日、東京・後楽園ホール)に参戦し、小笠原瑛作を3ラウンドKOで降した江幡塁(伊原道場/WKBA世界スーパーバンタム級王者)。“打倒ムエタイ”を掲げ双子の兄・睦とともに戦いを続けるが、“55キロ 日本最高峰の一戦”と銘打たれた小笠原戦をクリアしたことで、那須川天心戦の実現にも期待が持たれている。年間ベストバウトの呼び声もある小笠原戦の裏側、そして江幡が体現するキックボクシングについて聞いた。

KNOCK OUTの熱気を感じての激戦

兄の睦(右)との練習も生き、狙い通りのKO勝利を飾れた
兄の睦(右)との練習も生き、狙い通りのKO勝利を飾れた【写真:チナスキー】

――6月8日の小笠原瑛作選手との一戦は年間ベストバウト候補に上がるであろうすごい試合でした。改めて振り返っていかがですか?


 後楽園ホールが揺れるぐらい盛り上がった試合で、地響きが手の先から伝わるような感覚がありました。しっかり狙ったことでKOできたというのもあって、すごく興奮しました。あのパターンをずっと(伊原信一)会長とも兄の睦とも練習していたんです。


――小笠原選手の左ミドルに対するカウンターのストレートでしたが、狙っていた1発だったと。


 狙っていました。中心線を突く練習をずっとしていて、1ラウンドに縦ヒジですかね、それが最初から当たったので、このパターン通りでいけるなという自信が1ラウンドからありました。それで本当は2ラウンドで倒したかったんですけど、相手の気持ちの強さで乗り切られて、僕も狙い過ぎて動けなかったのがありました。彼の精神力っていうのは試合をやって感じましたし、その気持ちの強さと勝負強さが相まって3ラウンドになってしまった感じです。


――江幡選手がたびたび笑顔を浮かべていたのが印象的でしたが、それだけ楽しさを感じていたのでしょうか。


(小笠原が)すごく呼吸がしづらそうだったので1ラウンドの攻撃で鼻が折れたのかなと思ったんですけど、2ラウンドはまったくそんなことを感じさせなくて、背負っているものがある人の戦いでした。わざと強く打ってビビらせて、その布石を打った上で顔を打つみたいな駆け引きがあるんですけど、全然そこにビビらずガンガン来て、やっていてすごく楽しかったです。KNOCK OUTという舞台だからこそ選手もそうやってすべてを懸けて戦えるんでしょうし、彼の思いやお客さんの熱気、いろいろなものを感じ取って面白いなっていうのを感じていました。

長谷川亮

1977年、東京都出身。「ゴング格闘技」編集部を経て2005年よりフリーのライターに。格闘技を中心に取材を行い、同年よりスポーツナビにも執筆を開始。そのほか映画関連やコラムの執筆、ドキュメンタリー映画『琉球シネマパラダイス』(2017)『沖縄工芸パラダイス』(2019)の監督も。

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