アーモンドアイ強すぎ二冠制覇 “ジェンティル以来の衝撃”だ!
6年ぶり史上14頭目の快挙
クリストフ・ルメール騎乗の1番人気アーモンドアイが桜花賞に続きオークス制覇で二冠達成! 【写真:中原義史】
アーモンドアイは今回の勝利でJRA通算5戦4勝。重賞は2018年GI桜花賞、同GIIIシンザン記念に続き3勝目となり、桜花賞、オークスの牝馬二冠制覇は2012年ジェンティルドンナ以来となる6年ぶり史上14頭目の快挙。また、この日が39歳の誕生日だったルメールは2017年ソウルスターリングに続く史上6人目のオークス連覇で通算2勝目、同馬を管理する国枝栄調教師は2010年の三冠牝馬アパパネ以来となる同レース2勝目を飾り、春の二冠牝馬を複数頭管理した調教師は、松田博資元調教師(1993年ベガ、2009年ブエナビスタ)以来史上2人目となる。
春の牝馬二冠達成は6年ぶり史上14頭目、ルメールは史上6人目のオークス連覇 【写真:中原義史】
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ルメールも驚いた好位6番手からのレース
ゴーグルをスタンドに投げ入れ、ファンの歓声に応えるルメール 【写真:中原義史】
「彼女は特別な馬。チャンピオンホースだと思っています。だから、GIレースを勝つことはとても大切なこと。今日は完ぺきなレースだったと思います」
二冠牝馬と並ぶもう一人の主役、ルメールが胸を張ってこう語った。後方一辺倒だったこれまでのレースからは一変、この日はなんと好スタートから中団より前の6番手を追走。これには、実際に騎乗していたルメール自身も驚いてしまったのだという。
「レース前は後ろのポジションから行きたいと思っていました。でも、すごくいいスタートが決まって、ちょっとビックリしましたね(笑)。すぐにハミを取って、楽にいいポジションを取ることができたんですけど、これはちょっと考えていなかった」
今日はテンションが高かった、とも振り返ったルメール。行き脚がつかない過去のレースとは打って変わって、むしろ引っ掛かり気味に1コーナーへと駆けて行ったアーモンドアイを見て、不安に思ったのは何も彼女の馬券を握っていたファンだけではない。国枝調教師すらも「どうかな?と心配に思いました」というのだから、ちょっとした“異常事態”だったのかもしれない。