Jの25年間を彩った外国人<選手編> 活躍した「助っ人」をデータで振り返る
【データおよび画像提供:データスタジアム】
驚異的なペースでゴールを量産する外国人選手たち
エメルソンが活躍した04年の浦和レッズは、年間順位は2位に終わったものの2ndステージで優勝してチャンピオンシップ(当時)進出を果たし、ワシントンとアラウージョはそれぞれチームをリーグ王者に導いた。サリナスはタイトルには手が届かなかったが、彼の残したJ1・8試合連続得点という記録はいまだに破られていない。2年という短い在籍期間ながら、リーグ戦47試合で34得点を挙げて鮮烈なインパクトを残した。
トップ10入りを果たした選手で18年シーズンも在籍しているのがレアンドロ(現ヴィッセル神戸)とジェイ(北海道コンサドーレ札幌)の2人。12年のレアンドロと17年のジェイはともにシーズン途中からの加入だったが、驚異的な働きを見せた。今季はどんな活躍を見せてくれるのだろうか。
10位以内に入らなかったが、90年ワールドカップイタリア大会の得点王・スキラッチ(ジュビロ磐田)が95年に0.897(31ゴール、3110分)を記録して14位、Jリーグ初代得点王のディアス(横浜マリノス/当時)が93年に0.864(28ゴール、2916分)を記録して16位に入った。
ちなみに、17年シーズン得点王に輝いた小林悠の数値は0.701(23ゴール、2951分)で、今回のランキングでは上位20位以内に入れない。外国人選手たちがいかに突出した数値を残してきたかが分かるデータだろう。
出場数は7クラブを渡り歩いたマルキーニョスが1位
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ミキッチはサンフレッチェ広島のみで221試合という数字を積み上げ、現役選手で唯一のラインクイン。今季から湘南ベルマーレに活躍の場を移し、さらなる数字の上積みを狙う。
また、前述のゴールランキングでも6位に入ったレアンドロは、186試合で13位に位置しており、けがから復帰できれば、トップ10入りが見えてくる。セレッソ大阪の守護神キム・ジンヒョンは、昨シーズンの活躍で183試合(16位)まで数字を伸ばしており、今季全試合に出場すると9位タイに浮上する。