Jの25年間を彩った外国人<監督編> チームを数々の勝利に導いた名将たち
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今季ペトロヴィッチが1位となる可能性も
2位にはサンフレッチェ広島(62勝)と浦和レッズ(103勝)で165勝を挙げたミハイロ・ペトロヴィッチ監督がランクイン。今季から率いる北海道コンサドーレ札幌で8勝を挙げれば、ネルシーニョと並んでトップに立つ。「3−4−2−1」をベースとした独自の“ミシャ(ペトロヴィッチの愛称)”システムは、Jリーグではすっかりおなじみとなった。
ちなみに、共にJリーグ在籍10年を越えるネルシーニョとペトロヴィッチは、それぞれ柏と広島で1シーズンだけJ2を戦っている。その際の勝率はネルシーニョが92%(23勝11分け2敗)、ペトロヴィッチが88.6%(31勝7分け4敗)と圧倒的な数値を残している。
トップ10入りが狙える現役の監督は?
セレーゾを含め、4位のストイコビッチ(名古屋グランパス)、7位のオズワルド・オリヴェイラ(鹿島)、9位のホルガー・オジェック(浦和)、10位のレヴィー・クルピ(セレッソ大阪)はそれぞれ1クラブのみの数値。各クラブの一時代を築いた名将が上位に名を連ねている。
歴代10位(64勝)のクルピは今季からガンバ大阪の監督に就任。5シーズンぶりとなるJの舞台で、さらに数字を伸ばすことだろう。ただし、すぐ下にはC大阪のユン・ジョンファン監督が59勝、サガン鳥栖のマッシモ・フィッカデンティ監督が56勝と迫っている。18年シーズンの成績次第では入れ替わりも有り得る。
湘南・チョウ監督は3度目のJ1をどう戦う?
その他、J1では元オーストラリア代表監督のアンジェ・ポステコグルーが横浜F・マリノス、昨シーズン広島を率いたヤン・ヨンソンが清水エスパルスの監督に就任。J2では東京ヴェルディのミゲル・アンヘル・ロティーナ、ジェフユナイテッド千葉のファン・エスナイデル、徳島ヴォルティスのリカルド・ロドリゲス、横浜FCのタヴァレスがそれぞれ就任2年目で躍進を狙っている。
Jリーグは26年目を迎え、外国人監督だけでも多くのデータが蓄積されてきた。過去のデータを振り返り、比較しながら現在のチームを見ると、また違った発見があるのではないか。
(テキスト:豊田真大/スポーツナビ、グラフィックデザイン:相河俊介)
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