人気薄のダノンに頼(だの)んだ。「競馬巴投げ!第158回」1万円馬券勝負

乗峯栄一

朝日杯出走の関西馬をアイウエオ順で

 とりあえず今週、栗東トレセンで撮影できた朝日杯写真をアイウエオ順に説明します。

[写真1]はアサクサゲンキ。小倉2歳を勝ったあと、前走京王杯でも直線一端先頭に立ついい走りだったが、ゴール直前2頭に差されて3着となる。距離は千二、千四から今回千六と微妙に伸びるが、そこはどうか。

[写真2]はイシマツ。ずっと門別在籍だったが、8月札幌のクローバー賞に参戦し、今回出走のダブルシャープ、タワーオブロンドンに続く4着に入線した。しかもこれが唯一の芝レースで、最後方にいたのが直線だけの追い込みで4着に来たのだから、芝で化ける可能性はある。バカには出来ない。

[写真3]はカシアス。函館2歳を勝ったあと、京王杯でもゴール前でアサクサゲンキを差して、差のない2着に入っている。有力馬の一頭である。

[写真4]はケイアイノーテック。デイリー杯でも3着に踏ん張った。お母さんのケイアイガーベラも同じ平田厩舎で9勝し、ダート重賞も勝っている。期待がかかる。

[写真5]ケイティクレバー 【写真:乗峯栄一】

[写真5]はケイティクレバー。いつも前に行ってよく粘る。前走京都2歳も先行して惜しい3着だった。楽逃げの体勢に入れれば一発はある。

[写真6]ダノンスマッシュ 【写真:乗峯栄一】

[写真6]はダノンスマッシュ。同じダノンでもサウジCでレコード勝ちしたプレミアムの方が圧倒的人気になっているが、このスマッシュの前走もみじSも圧巻だった。やや重の馬場でも余裕の末脚で勝っている。オッズからいえば、こちらのダノンから行きたい。

[写真7]ダブルシャープ 【写真:乗峯栄一】

[写真7]はダブルシャープ(鞍上は渡辺薫彦調教師)。門別在籍中、初の中央参戦、初の芝コースでクローバー賞を勝った。今回は渡辺厩舎に移籍しての初戦だ。チャンスはある。

ダノンスマッシュの末脚は驚異的だ

 今週写真は撮れなかったが、前走サウジアラビアCをレコードで快勝したダノンプレミアムが大変な人気になっている。しかしダノン2頭に乗っていた福永祐一はスマッシュを選択した。馬場状態を考えれば、もみじSダノンスマッシュの末脚は驚異的なものだ。逃げ馬が直線で後続を離し、もう勝負は決まったという状態から、あっという間に突き抜けて、最後は手綱を緩めていた。オッズはスマッシュの方が断然おいしい。ここはスマッシュの方から行く。

 単(12)ダノンスマッシュに千円。三連単軸(12)、ヒモに(1)ダノンプラチナム、(3)タワーオブロンドン、(6)アサクサシンゲキの逃げ、(11)カシアス、それに前走よかった(7)ヒシコスマーと(4)ライトオンキューの6頭。ヒモをボックスにさせてもらって90点各百円。総計1万円でいく。

乗峯栄一の1万円馬券勝負!2017秋の陣

<今週の1万円勝負(朝日杯FS)>
単勝(12)ダノンスマッシュ×1,000円
3連単(12)ダノンスマッシュ1頭軸マルチ→(1)(3)(6)(11)(7)(4)[90点]×100円=9,000円

<前回の1万円勝負(ジャパンカップ)>
単勝(11)マカヒキ×1,000円⇒ハズレ
3連単(11)マカヒキ1頭軸マルチ→(1)(13)(2)(8)(4)(12)[90点]×100円=9,000円⇒ハズレ

<前回までの収支>
+84万6,720円−1万0,000円=+83万6,720円

2017秋のGI複勝コロガシ

第1弾
スプリンターズS…複勝(9)メラグラーナ×1,000円⇒ハズレ
菊花賞………………複勝(14)ポポカテペトル×1,000円⇒的中(×11.1)=1万1,100円
天皇賞・秋…………複勝(18)シャケトラ×1万1,100円⇒ハズレ(終了)

第2弾
マイルCS……………複勝(5)サトノアラジン×1,000円⇒ハズレ(終了)

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著者プロフィール

 1955年岡山県生まれ。文筆業。92年「奈良林さんのアドバイス」で「小説新潮」新人賞佳作受賞。98年「なにわ忠臣蔵伝説」で朝日新人文学賞受賞。92年より大阪スポニチで競馬コラム連載中で、そのせいで折あらば栗東トレセンに出向いている。著書に「なにわ忠臣蔵伝説」(朝日出版社)「いつかバラの花咲く馬券を」(アールズ出版)等。ブログ「乗峯栄一のトレセン・リポート」

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