大阪体育大学×ソフトバンク ICT活用した学生による運動部活動指導 報告会を開催
2023年6月には、ソフトバンク株式会社とICT活用に関する連携協定を締結し、同社が開発した練習サポートアプリ「スマートコーチ」や「AIスマートコーチ」を活用した運動部活動指導の実証実験や実践モデルの開発に取り組んでいる。
報告会では、体育学部の島田美沙さん(4年、汎愛)が司会を務め、まず、本学キャリア支援センターに配備され、活躍中の人型ロボット「ペッパー」と一緒に、参加者らでラジオ体操をして、ウォーミングアップした。
報告会では、「大阪府における部活動改革の現状」と題し、大阪府教育庁教育振興室保健体育課の中田将人首席指導主事が基調講話をし、「半数近い教員が専門外の運動部を担当しており、指導の面からも生徒のニーズに応えられていないおそれがある」と挙げ、更なる協力を呼びかけた。
この中で、AIスマートコーチを活用した指導を実践している大阪市立瓜破西中学校の例では「生徒の主体的な行動や言動につながり、生徒主体の指導について学ぶ機会になった」と、大阪府立すながわ高等支援学校の例では「視覚的にわかりやすく、生徒のより良いディスカッションの機会になったが、ICTの知識の差が指導に影響するのではという懸念があった」と報告。スマートコーチを活用し、遠隔での指導を実践している広島市立瀬野川中学校の例では「遠隔で具体的な説明ができるメリットがあり、プレー動画などを予め用意しておくと生徒の理解によりつながりやすいと思った」などと報告した。
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