県予選決勝に挑む広島皆実の想い 敗退した浜松開誠館との絆を胸に――

安藤隆人
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県予選決勝に挑む広島皆実の想い

瀬戸内との県予選決勝に臨む広島皆実。あるチームの想いも背負って戦おうとしている 【安藤隆人】

 19日に行われる全国高校サッカー選手権大会の広島県予選決勝は、広島皆実vs.瀬戸内という実力派同士の決戦となった。広島皆実といえば、数多くのJリーガーを輩出しているが、中でも森重真人(FC東京)がワールドカップブラジル大会に出場。チームとしても2008年度の第87回全国高校サッカー選手権大会で優勝を果たすなど、全国屈指の名門校だ。

 決勝の相手となる瀬戸内は近年メキメキと力を付け、昨年はMF安部裕葵(鹿島アントラーズ)を輩出するなど、安藤正晴監督の下、質の高いサッカーを見せる。広島皆実にとって最大の難敵と言っていいだろう。

 その決戦に向け、広島皆実はあるチームの想いを背負って戦おうとしている。

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著者プロフィール

1978年2月9日生まれ、岐阜県出身。5年半勤めていた銀行を辞め単身上京してフリーの道へ。高校、大学、Jリーグ、日本代表、海外サッカーと幅広く取材し、これまで取材で訪問した国は35を超える。2013年5月から2014年5月まで週刊少年ジャンプで『蹴ジャン!』を1年連載。2015年12月からNumberWebで『ユース教授のサッカージャーナル』を連載中。他多数媒体に寄稿し、全国の高校、大学で年10回近くの講演活動も行っている。本の著作・共同制作は12作、代表作は『走り続ける才能たち』(実業之日本社)、『15歳』、『そして歩き出す サッカーと白血病と僕の日常』、『ムサシと武蔵』、『ドーハの歓喜』(4作とも徳間書店)。東海学生サッカーリーグ2部の名城大学体育会蹴球部フットボールダイレクター

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