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「さよならジミーズ」は衝撃の結末
神田が裏切り ススムは横須賀享で再起へ
6年間続いた「ジミーズ」がとうとう解散となった
6年間続いた「ジミーズ」がとうとう解散となった【スポーツナビ】

 プロレス団体DRAGONGATE「さよならジミーズゲート-ザ・ファイナル-」となる5日の東京・後楽園ホール大会では超満員札止めとなる1850人の観衆を動員。約6年間続いたドラゲー史上最長ユニット「ジミーズ」のラストマッチなどが行われた。


 メインイベントは「さよならジミーズ・ザ・ファイナル」として、ジミーズの堀口元気H.A.Gee.Mee!!、ジミー・ススム、斎藤“ジミー”了、ジミー・神田、ジミー・カゲトラ、ジミー・クネスJ.K.S.組が、ヴェルセルクの鷹木信悟、T-Hawk、吉田隆司、“brother”YASSHI、エル・リンダマン、パンチ富永組と12人タッグで対戦。神田が裏切ってヴェルセルク入りを果たすまさかの結末に終わるも、最後は5人で涙の「ジミーズトレイン」を行い、6年間の歴史に終止符を打った。

ススムはヴェルセルク入り拒否も3カウント奪われる

神田(中央)が裏切りヴェルセルク加入。バッドエンドを迎えることになった
神田(中央)が裏切りヴェルセルク加入。バッドエンドを迎えることになった【スポーツナビ】

 ジミーズは9.18東京・大田区総合体育館で行われた「敗戦ユニット解散 ノーDQイリミネーションマッチ」で、20分を超える死闘の末にヴェルセルクに敗れ、解散が決定。試合後、ススムが「全国の皆さんにお別れする時間をいただけないでしょうか?」と訴えたことから、9.21神戸サンボーホール大会を皮切りに、「さよならジミーズゲート」として全国を回り、応援してくれたファンたちに別れを告げてきたが、ついに今大会がラストマッチとなった。


 ジミーズは、11年12月にツインゲート王座戴冠に失敗したススム&カゲトラが、罰ゲームでジミー・ススム、ジミー・カゲトラに改名させられたことをきっかけに、まずはタッグチームとして誕生し、翌年2月にユニット化。移り変わりの激しいドラゲーマット内において、歴代最長記録となる6年以上にわたってユニットを継続させ、幅広いファン層から支持を得ていた。


 ジミーズがファイナル用の特別バージョンで入場すると、観客は大歓声。だが、ヴェルセルクが登場するや、いきなりの場外乱闘で大荒れモードに。鷹木はススムに無理やりヴェルセルクのTシャツを着せて握手を迫るも、ススムはTシャツを脱ぎ捨てて拒否。場内が一体となってジミーズに声援を送る中、ススムは恒例のゴムパッチンを南側客席後方まで目一杯伸ばし、思い切り富永に発射。堀口のピンチ時には「H.A.Gee.Mee!!」コールが自然発生する。ススムのジャンボの勝ち!、神田のジョン・ウー、カゲトラのムーンサルトアタック、堀口のバックスライドフロムヘヴン、斎了のサイクリングヤッホー、クネスの青き光など、各メンバーの必殺技が繰り出されるも、ヴェルセルクも粘り、ススムのジャンボの勝ち!が神田に誤爆。すかさずヴェルセルクはススムにレッドボックスを手渡し、神田への攻撃をせかすが、ススムは逆にヴェルセルクを殴って造反を完全否定。


 すかさず鷹木にジャンボの勝ち!2連発を放ってフィニッシュを狙いに行ったところ、ここで何と神田が裏切りのレッドボックス攻撃。ダウンしたススムにT-Hawkがナイトライドでトドメをさした。

横須賀享として望月のドリームゲート挑戦へ

横須賀享に戻るススムは、望月の持つドリームゲート王座にいきなりの挑戦へ
横須賀享に戻るススムは、望月の持つドリームゲート王座にいきなりの挑戦へ【スポーツナビ】

 場内が怒りとブーイングに包まれる中、神田は「何がさよならジミーズだ。しょうもないことに付き合わせやがって。これからはヴェルセルクで暴れ倒してやる」と、さっそくヴェルセルクTシャツを着て合流をアピール。


 鷹木はススムに対し「おまえなんか用無しだ。存在価値なんかない」と抹殺しようとするが、そこにEitaとドラゴン・キッドが救出に入り、ススムとの合体を表明。3対3の決着戦を求めるススムに、鷹木は「百歩譲って4対4ならやってもいいぞ」と上から目線で迫る。ここに助っ人として現れたのが、現オープン・ザ・ドリームゲート王者の望月成晃だった。鷹木に「ジジイ」呼ばわりされてもひるまず、「オレの売りは出しゃばりと大人げなさだ」と胸を張る望月に、ヴェルセルクもしぶしぶ了承。次回11.8後楽園大会での4対4マッチが正式決定した。


 ジミーズ解散後は、リングネームを以前の横須賀享に戻すと発表したススムは、「今日からどこにも属さず、無所属になります。でも、無所属で埋もれるのはイヤ。派手な仕事、望月さんのドリームゲートに挑戦させてください」と王座挑戦を直訴すると、望月も「おまえとは1回もドリームゲート戦で戦ってないよな。なんとなく、忘れ物の気がする。おまえの挑戦受けてやる。その代わり、おそらく、最初で最後の望月成晃vs.横須賀享になるだろう」と、その場で快諾した。


 ススムは「長年眠っていた横須賀享をチャンピオンになることで復活させる。何発蹴られてもオレは倒れない。最後にこの右腕で倒れるのは望月さんです」と勝利宣言で王座返り咲きを約束。リング上で涙を流しながら、残ったジミーズのメンバーとともにファンへ感謝のメッセージを送り、最後のジミーズトレインを決めると、「さよならジミーズ。6年間、応援ありがとうございました」と、愛すべきユニットに別れを告げた。

高木裕美
静岡県沼津市出身。埼玉大学教養学部卒業後、新聞社に勤務し、プロレス&格闘技を担当。退社後、フリーライターとなる。スポーツナビではメジャーからインディー、デスマッチからお笑いまで幅広くプロレス団体を取材し、 年間で約100大会を観戦している 。最も深く影響を受けたのは、 1990年代の全日本プロレスの四天王プロレス。

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