水泳“ゴールデンエイジ”の青木智美 安定感のある泳ぎでリレーチームを支える
■青木智美を知る3つのポイント
・萩野公介、瀬戸大也と同い年の“ゴールデンエイジ”。
・2016年リオデジャネイロ五輪(以下、リオ五輪)フリーリレー代表。
・幼い頃から通うスイミングスクールの25メートルプールで練習している。
“ゴールデンエイジ”に生まれたもどかしさ
“ゴールデンエイジ”の1人、青木智美。青木のペースで日本代表の座をつかみ、世界水泳、リオ五輪と、ひとつずつ結果を積み重ねている 【写真:田村翔/アフロスポーツ】
「“ゴールデンエイジ”って呼ばれるこの世代に、なんで生まれたのかなって。そう思うときもあります。自分は結果が出ないのに、同い年の選手はどんどん活躍していきますから」
1994年生まれの青木と同世代には、16年リオ五輪金メダリストの萩野公介(ブリヂストン)、13年と15年世界水泳金メダリストの瀬戸大也(ANA)らが名を連ねる。
昨年、リオ五輪の切符を手にしたとき、「ようやくその一員になれたかな」と笑みを浮かべた青木は、五輪を経験してひと回り大きくなって帰ってきた。五輪後の9月に行われたインカレの200メートル自由形で、全国大会初優勝を飾ったのだ。ゴールデンエイジの一員として『結果』という形を残せたことに、青木は何度もガッツポーズを繰り返して喜びを表現した。
小さな25メートルプールで培う安定感
萩野公介(左)、池江璃花子(中央)らと笑い合う青木。写真は2016年4月撮影 【写真:田村翔/アフロスポーツ】
幼い頃から水泳を始めたスイミングスクールで、ずっと指導を受けている萱原茂樹コーチのもと、今もトレーニングを続けている。25メートル×5レーンの小さなプールだ。ここで、青木はいつもと変わらず、自分のペースで今も成長を続けている。安定感があるからこそ、『結果』を出し続けることができる。2回目の世界水泳では、青木ならではの安定感のある『結果』を期待したい。
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