強い!ソウルスターリング女王の座奪還 ルメール万感、母娘で日仏オークスの快挙
ルメール、藤沢調教師ともにオークス初制覇
ソウルスターリングは今回の勝利でJRA通算6戦5勝。重賞は2106年GI阪神ジュベナイルフィリーズ、17年GIIIチューリップ賞に続き3勝目。騎乗したルメール、同馬を管理する藤沢和雄調教師ともにオークス初勝利となった。
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「今日はスペシャルな1日になりました」
「今日は本当にスペシャルな1日になりました。僕はスタセリタでフランスのオークスを勝ちましたが、その子供のソウルスターリングで日本のオークスを勝てるなんて本当に素晴らしいです!」
「フランスオークスは道中2番手から直線でうまく抜け出して勝つことができた。今日のオークスと全く同じレース展開だったんです」
直線ど真ん中、横綱相撲で文字通りの完勝
「いい枠順だったので、ポジションもいいところを取りたいと思っていました。彼女はスタートがとても速いので楽にいいポジションを取ることができましたし、すぐにリラックスしてくれました」
前半1000mの通過は1分1秒7。平均ペースの中、引っかかるそぶりを微塵も見せない走りは、距離に一抹の不安を抱いていたルメールを心底安心させたに違いない。だからこそ、後続をひきつけることなく直線に向いてすぐに先頭に立つ横綱相撲。よほど馬の能力を信頼していなければできない競馬だ。
馬場のど真ん中をただ1頭、堂々と掛ける姿はまさに女王の風格。力強く、そして優雅なひとり旅の態勢に入る中、インからフローラSを勝った新興勢力モズカッチャンが挑みにかかるが、一騎打ちにはならない。ソウルスターリングが再び加速すると、これを難なく突き放してみせた。文字通りの完勝だ。