まさかのソウルスターリング敗因は馬場か 単勝40倍レーヌミノルが波乱桜ヒロインに

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本田調教師初GI勝利、池添はアローキャリー以来の桜戴冠

池添騎乗の8番人気レーヌミノルが桜花賞を制覇! 【スポーツナビ】

 JRA3歳牝馬クラシック第一冠・第77回GI桜花賞が9日、阪神競馬場1600メートル芝を舞台に争われ、池添謙一騎乗の8番人気レーヌミノル(牝3=栗東・本田厩舎、父ダイワメジャー)が優勝。好位から直線で力強く抜け出すと、後続の追撃を振り切り桜の女王の座に就いた。やや重馬場の勝ちタイムは1分34秒5。

 レーヌミノルは今回の勝利でJRA通算7戦3勝、重賞は2016年GIII小倉2歳ステークスに続き2勝目。騎乗した池添は02年アローキャリー以来となる桜花賞2勝目、同馬を管理する本田優調教師はこの勝利がうれしいJRA・GI初勝利となった。

池添は桜花賞2勝目、本田調教師(右から2人目)は騎手時代に続く勝利 【スポーツナビ】

 半馬身差の2着には武豊騎乗の3番人気リスグラシュー(牝3=栗東・矢作厩舎)が入線。単勝1.4倍の断然1番人気に支持されていたクリストフ・ルメール騎乗のソウルスターリング(牝3=美浦・藤沢和厩舎)は直線伸びず、2着からクビ差遅れの3着に敗れた。

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「最後の直線は何度も手前を替えて……」

 ゴール後の18頭各馬が1コーナーからスタンド前へと引き上げて来る間も、阪神競馬場を覆うザワつきが収まることはなかった。殊勲の勝者・レーヌミノルと池添がウイニングランで戻ってきたときにようやくスタンドから歓声が起こったが、それでも「まさか……」という空気はぬぐえない。それは、レーヌミノルが勝ったという驚きよりも、ソウルスターリングが負けたという意味合いの方が大きいのだろう。それくらい、無敗の単勝1.4倍が負けるシーンは想像しがたかったのだ。

断然人気のソウルスターリングだったが、敗因は道悪か 【スポーツナビ】

 ルメールの敗戦の弁は、こうだ。

「道中はリラックスして走っていたけど、最後の直線は何度も手前を替えていて、前に進んでいかなかった。反応も良くありませんでしたね。馬場が合わなかったということだと思います」

 ソウルスターリングに死角は見当たらない――戦前はそう言われていたわけだが、今回のような道悪馬場は未経験。それでも、仏オークス馬の母スタセリタが道悪でもGIを勝っていたことから血統的にもこなせるだろう、と。だが、結果として、ソウルスターリングは母ほどの道悪上手ではなかったということか。敗因は馬場に求められるだけに良馬場ならすぐにでも巻き返しを期待したいところだが、一方で、泥んこの不良馬場でもなく、やや重まで回復した馬場だったのだから、これくらいなら能力で圧倒してほしかったという思いも、個人的には抱いてしまうのである。

 名手ルメールにとっても、これで桜花賞は2年連続で断然の1番人気で挑みながらも連敗。昨年のメジャーエンブレムはNHKマイルカップで雪辱を果たす勝利を収めたが、今年はどうだろうか。オークスか、NHKマイルカップか、いずれにしても次走は人馬ともに試練の一戦になることだろう。

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