年々増す安定感、滋賀の誇りとなる存在へ B1西地区 滋賀レイクスターズ編
14−15シーズンはファイナルに進出し、クラブ史上最高となる3位でシーズンを終えた滋賀レイクスターズ 【写真:伊藤真吾/アフロスポーツ/bj-league】
意外と近い滋賀県、関西バスケを盛り上げろ!
加えて、滋賀は意外とアクセスが良いのをご存じだろうか。レイクスターズがホームアリーナの1つとして使用するウカルちゃんアリーナ(滋賀県立体育館)は琵琶湖のほとりに位置しており、JR京都駅から最寄の大津駅までは快速や新快速で9分、大阪からでも新快速なら39分。大津駅からは車で約5分ほどの距離にある。JR琵琶湖線の膳所駅、京阪電鉄の京阪膳所駅からは徒歩15分で到着できる。日本一の湖・琵琶湖を眺め、大きな気持ちでレイクスターズの日本一を見届けてほしい。
着実に成長するチームは滋賀の誇りになる
bjリーグラストの15−16シーズンはあと一歩で有明行きを逃したものの、クラブ歴代最多の勝ち星を上げるなど、常に成績は安定している。Bリーグファーストシーズンも33歳と若い遠山向人ヘッドコーチが指揮を執るが、フロントのバックアップ体制は盤石であり、西地区で存在感を示すことができそうだ。
ロスターで目を引くのは、東京エクセレンスでNBDL(NBL2部)3連覇に貢献した狩野祐介と樋口大倫だろう。大学時代から活躍を続ける2人の加入は新しいチーム作りの核となるはずだ。特に狩野はクラブ初の日本代表に選出されるなど、大きな期待がかかる。東海大時代にはキャプテンを務めており、そのキャプテンシーは定評がある。チームのけん引役に打ってつけの存在だ。何よりも、彼自身がB1リーグでプレーできる喜びを感じており、そのモチベーションは高い。
また、前述の2人に加えて日本でのプレー歴が長い、天理大卒のセンタープレーヤー、ファイ・サンバの帰化申請が開幕直前に認められたのも大きい。外国籍選手と帰化選手の出場を定めたオンザコートルール(※)により、有効に活用できそうだ。
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ユニークな活動を続けるクラブ
プロバスケットボールクラブの運営を行うのが「株式会社」であれば、滋賀県のスポーツ文化の興隆に一役買っているのが「公益財団法人 滋賀レイクスターズ」だ。“滋賀から五輪メダリストを!”をテーマに、「レイクス・スポーツファンド」によって滋賀県内に活動拠点を置くアスリートを支援している。所属選手、サポートアスリートは年々増えており、さながら滋賀県のスポーツ応援団長だ。チームスローガンである「ONE FOR LAKES, ALL FOR SHIGA」、その中心にB1リーグ所属のプロバスケットボールクラブがあり、存在意義を高めている。
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