チーム名も一新! 変貌を遂げ新シーズンへ B1中地区 サンロッカーズ渋谷編

『hangtime』編集部

チーム変革の旗手はベンドラメ礼生。スピード豊かなプレーが持ち味のポイントガードだ 【B.LEAGUE】

 9月22日に開幕を迎える男子プロバスケットボールの新リーグ「Bリーグ」。B1に所属する18クラブをカウントダウン方式で紹介していく。第7回はB1中地区のサンロッカーズ渋谷だ。

若者の街“シブヤ”にホームを置く人気チーム

 昨シーズンまでのチーム名は「日立サンロッカーズ東京」。それが「サンロッカーズ渋谷」に変わり、ホームアリーナとして使用するのは青山学院記念館(東京都渋谷区)になった。若者カルチャーの発信地として海外でも人気の高い“シブヤ”のバスケットボールチームとして認知度を高めていく。

 渋谷にはバスケの聖地と言われる国立代々木競技場 第二体育館があり、渋谷駅から観戦に向かうバスケファンは多い。世界的に有名なスクランブル交差点を渡った先にある渋谷センター街、ここが「バスケットボールストリート」と命名されているのをご存じだろうか? もともとシブヤとバスケは相性が良いのだ。

 試合観戦には渋谷駅から青山学院大までの道のりを歩くのもよし、あるいはさらに会場に近い東京メトロ表参道駅から行くのもよい。お洒落なカフェやアパレル店が並んでおり、プラスアルファの楽しみがありそうだ。

新監督の招へいと2名の新加入選手が勢いをもたらす

 変化があったのはチーム名だけではない。サンロッカーズは今シーズン、ヘッドコーチにBT・テーブスを招へいした。JBL2(日本バスケットボールリーグ2部)時代に兵庫ストークス(現西宮ストークス)を率いて2012−13シーズンに優勝を果たし、14年にはWJBL(バスケットボール女子日本リーグ)に所属する富士通レッドウェーブのヘッドコーチに就任。2シーズン連続でファイナルを戦った経験を持つ。

 男子のトップリーグでは初采配となるデーブスヘッドコーチは、アシスタントコーチにbjリーグで指揮を執った経験がある勝久ジェフリーを据えた。そして、チーム変革の旗手に指名したのはベンドラメ礼生。スピード豊かなプレーで相手を翻弄(ほんろう)し、高い確率でアウトサイドシュートを決めるポイントガードだ。

 このようにBリーグファーストシーズンにチームが生まれ変わるのは、これまでチームを引っ張った竹内譲次の移籍と無関係ではないだろう。ただ、戦力低下を論ずるのは早計だ。なぜなら、チームの要となるインサイドに長くヨーロッパで活躍してきたアールティ・グインが加入しただけでなく、大卒2年目と若く、サイズとスピードを兼ね備えたインサイドプレーヤー、カディーム・ジャックもチームに加わったからだ。

 2人とも、テーブスヘッドコーチが求める戦略を実現するのにはうってつけの選手だろう。新加入の2人には、日本でのプレーが6年目となり、チームでも在籍3年目を迎えるアイラ・ブラウンが細やかなサポートをするはずだ。

 ここまではチームの新たな変化について触れたが、チームの精神的支柱となるのは広瀬健太と満原優樹の2人をおいて他にはいない。特に満原は日本代表にも選出され、8月13日から19日に行われた国際親善試合では、良い働きを見せた。もともと力強いインサイドとロングレンジのアウトサイドシュートを兼ね備えた選手であり、プレータイムが増えるであろう今シーズンこそ、持てる力を存分に発揮するはずだ。広瀬のスピードと果敢なゴールへのアタックがチームに厚みを増すだろう。

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(グラフィックデザイン:相河俊介)

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