地元を味方につけた「優良クラブ」 B1東地区 千葉ジェッツ編
167センチのポイントガード、富樫勇樹の存在が楽しみだ 【写真:アフロスポーツ】
bjリーグとNBLのどちらも知るクラブ
この千葉ジェッツにはユニークな沿革がある。というのも、チームのスタートは2011−12シーズンからで、当時加入したのはbjリーグだった。12−13シーズンもbjリーグで戦ったものの、その次のシーズンからはNBLへと移った。経営難がささやかれる中、フロントの英断が活路を開き、Bリーグ参入に向けては優良クラブとの評価を得るまでになった。昨シーズンは集客のために数々のキャンペーンを企画し、6000人を超える集客も実現し、アリーナは超満員の盛り上がりを見せた。
当時、川淵三郎チェアマンがBリーグ入りの条件として強く主張したのが「5000人のホームアリーナ」「ホームアリーナでホームゲーム開催8割以上」「地方協会、地元行政との連携」。高いと思われたこれらのハードルを速やかにすべてクリアしたのが千葉だった。この流れは今シーズンも継続中で、特に地方協会・地元行政との結びつきはますます強くなったようだ。こうなると応援する側にも力が入るのは当然のこと。われらがプロバスケチームを応援しよう、そんな機運が地元で高まってくるのは当然だ。
NBA入りへ直前まで迫った若きスター、富樫勇樹
167センチの富樫のポジションはポイントガード。メディアへの露出が増えるにつれ、人気はますます高まっている。今シーズンの活躍次第では、日本バスケ界の新たなアイコンになるかもしれない。そういえば、スマートフォンのCMに出演していたのは記憶に新しい。
とにかく百聞は一見にしかず。視野の広さが分かる彼のプレーを目の当たりにすると、アリーナ全体がハッと息をのみ、その直後歓声へと変わる。小柄な彼が大男の間をすり抜けながらパスやシュートを決めるさまは見ていて爽快さを覚えるほどだ。
他には先輩ポイントガードの西村文男がおすすめ。ひょうひょうとしたプレーは気負いがなく、意表を突くプレーが見もの。ファッションに造詣が深く、アパレルデザインに興味津々の彼は、チームグッズの制作に関わることもあると聞く。その他にも日本代表の小野龍猛や新加入の元NBAプレーヤー、ヒルトン・アームストロングも要チェックだ。
ホームアリーナに広がる“ジェッツワールド”
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