17歳・平本蓮、木村ミノルに「噛みつく」=魔裟斗&関根勤氏が新生K-1の魅力語る
関根氏、ミノルvs.平本に期待
かつてのK−1 MAX王者・魔裟斗は新生K−1の魅力を「みんな倒して勝とうという意識が伝わってくるので毎回面白い」と語った 【(C)M-1 Sports Media】
やはり話題の中心になったのはこの日の会見で発表された木村”フィリップ”ミノルと平本蓮の一戦だ。関根さんは「これは本当に思い切ったマッチメークで、K−1前田憲作プロデューサーが現役時代に得意にしていた左ミドルのようなマッチメークですね!」と絶賛し「平本選手は急激に強くなっているので、今回も前回とは違う平本選手がいると思う。木村選手も成長が早いので、成長が早いもの同士で、いい試合を期待したいです」と若い2人による好勝負に期待を寄せる。
魔裟斗「木村は絶対負けられない試合」
K−1公式サポーターの関根勤さんが木村vs.平本を「成長が早いもの同士で、いい試合を期待したい」と語った 【(C)M-1 Sports Media】
「この試合はどうなるか分かりませんが、気持ちとしては木村選手はやりにくいんじゃないかなと思います。今までは木村選手の方が仕掛けるタイプだったのが、今回は仕掛けられる側なので。選手には出世試合というものがあって、もし平本選手が勝つようなことがあれば、これが出世試合になるんじゃないかなと思います。もちろん木村選手はそう簡単に勝たせてくれないだろうし、21歳のころは『17歳のガキに負けねえぞ』って言う気持ちがあって、大人の力を見せてやろうと思っているでしょうね。
ただ精神的には挑戦者(平本)の方が楽です。木村選手にプレッシャーをかけちゃうようで悪いけど、これは絶対に負けられない試合です。でも僕も眠れない日々を何度も過ごしたし、それを乗り越えるとホンモノになりますから。格闘技は自分との戦いで、今回、木村選手はそれを大会当日までものすごく感じると思います。でも木村選手は華があって面白い試合をしていい選手だなと思うので、これぞ木村だなという試合を見せてもらいたいです。木村選手にはプレッシャーをかけちゃったんで、一つ楽になるアドバイスがあります。それは自分が挑戦者だと思い込んじゃうこと。そうすると意外と楽になります」
魔裟斗「新生K-1は毎回面白い」
また昨年11月の代々木大会から、全大会でテレビ解説をしている2人は、新体制となったK−1についてもコメント。関根さんはK−1をオリンピックや高校野球に例え「K−1という大きな世界があることで、選手の目標が出来て向上心も沸いてくる。K−1で本当の実力やそれ以上のものが出るし、今回の後楽園大会は清宮幸太郎が後楽園ホールにやってきた感じ(笑)」、魔裟斗氏は現役時代の自分になぞらえて「自分がK−1MAXで有名になるんだと思ってやっていたように、今のK−1にただ勝てばいいという選手はいない。みんな倒して勝とうという意識が伝わってきて、毎回面白い大会になっています」と新生K−1の魅力を語っている。
松倉「求められているのは倒すこと」
■松倉信太郎
「対戦相手が外国人でしかもよく分からない相手なんですけど、その選手が勝っても会場がしらけちゃうし、訳分からない微妙な空気になると思います。自分に求められているのは倒すことだと自覚しているので、しっかり倒して、11月に強い外国人とやって、いずれは(マラット・)グレゴリアンとやりたいので、しっかりやることをやります」
■ティエン・シン
「K−1は世界的に有名な立ち技格闘技の大会で、オファーを受けた時はとても感激した。私は幼い頃から武術学校に通い、散打では中国の全国大会にも出場している。対戦相手の松倉もとても強い実力者で、彼と私が戦えば間違いなく激しく素晴らしい試合になるだろう。私は超攻撃型のファイターで多彩な蹴り技を得意にしているので、日本のファンにはそこを見てもらいたい」(※コメントを代読)
■和氣光晴
「急に対戦相手が変わっちゃったんですけど、平本選手に勝てればもっと上の選手とやれると思っていたので、すごく残念に思っています。でも試合まで1カ月あるので、強い選手を呼んでもらいたいと思います。そしてちゃんと勝って一個一個上に行きたいと思います」