2024プロ野球・スポーツナビ週間MVP

【週間MVP】巨人の若手外野手が近本&森下超えでセ1位 パ・リーグでは助っ投たちが上位を席巻

データスタジアム株式会社

23日のヤクルト戦で先発・床田は8回4安打無失点の快投で勝利の立役者になった 【写真は共同】

 スポーツナビでは2024シーズンのプロ野球で、週間MVPを選出する。野手では「wRAA(weighted Runs Above Average)」、投手は「RSAA(Runs Saved Above Average)」(いずれもその選手が平均的な選手と比較してどれだけチームの得点貢献を増減させたかを表す指標)を基に、「セ・リーグ野手」「パ・リーグ野手」「セ・リーグ投手」「パ・リーグ投手」の4部門で選手をランキング化する。トップに輝いた選手を、ぜひチェックしてほしい。

安定した投球を続けている広島の左腕がトップ

 セ・リーグの投手で1位に輝いたのは、8回無失点7奪三振の快投を見せた床田寛樹(広島)。続く2位には巨人戦で好投した東克樹(DeNA)、3位には3試合の救援登板で2ホールドを記録した森原康平(DeNA)が名を連ねた。

【データ提供:データスタジアム】

1位 床田 寛樹(広島)
 4月23日のヤクルト戦に先発。初回に2死二塁のピンチを切り抜けると、2回以降は相手に二塁すら踏ませないピッチングを披露。8回無失点7奪三振の快投で今季2勝目を手にした。28日終了時点でリーグトップの防御率0.93をマークするなど、開幕から好調を維持している。

2位 東 克樹(DeNA)
 4月26日の巨人戦に先発すると、初回から2つの三振を奪うなど上々の立ち上がりを見せる。中盤以降は毎回走者を許したものの、7回2失点と先発の役割を全う。自身に白星はつかなかったが、終盤の逆転劇を呼び込む好投だった。

3位 森原 康平(DeNA)
 4月24日の阪神戦では8回に3番手としてマウンドに上がると、悪天候をものともしないピッチングで3者連続三振と相手を圧倒。対象期間中は3登板で打者9人と対戦し、6奪三振をマークする力強い投球でブルペンを支えた。

1位は新天地で存在感を示しているオリックスの助っ人右腕

 パ・リーグ投手部門では、本拠地のマウンドで力投を見せたカスティーヨ(オリックス)がトップに立った。2位には7回1失点の好投で今季2勝目を挙げた小島和哉(ロッテ)、3位には6回3安打2失点と試合をつくった山﨑福也(日本ハム)が入った。

【データ提供:データスタジアム】

1位 カスティーヨ(オリックス)
 4月25日の西武戦に先発。序盤に3点を失ったものの、4回以降はノーヒットピッチングを続けて7回3失点と力投した。得失点貢献の面では四球を与えなかったことに加え、安打を含めた当たりの多くがゴロ打球だった点が高評価につながった。

2位 小島 和哉(ロッテ)
 4月28日の楽天戦で先発すると、ストライク先行のピッチングで相手打線を散発の5安打に抑え、7回1失点の好投。味方打線にもらったリードをしっかりと守り、チームの連敗を止めるとともに、自身は今季2勝目を手にした。

3位 山﨑 福也(日本ハム)
 4月23日の楽天戦に登板し、テンポの良いピッチングで6回3安打2失点と好投。自身に白星はつかなかったものの、チームの5連勝に貢献した。許したヒットのうち2本は内野安打で、与えた四死球はゼロと投球内容も上々だった。

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日本で唯一のスポーツデータ専門会社。 野球、サッカー、ラグビー等の試合データ分析・配信、ソフト開発などを手掛ける。

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