ジュエラー戴冠でオークスのオッズも変動 未勝利戦ではブエナの弟が鮮烈デビュー!
競馬専門紙「優馬」の3歳馬チェック
大激戦を制し桜の女王に輝いたジュエラー
接戦を制したジュエラーが桜の女王に輝いた(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】
ジュエラー 牝 馬体重:494kg(-4)
騎手:M.デムーロ 厩舎:(栗) 藤岡健
生産: 社台ファーム
父:ヴィクトワールピサ
母:バルドウィナ(Pistolet Bleu)
初勝利時の評価:★★★★★ 5点〔1600万クラス〕
最後方から1つ前のポジションで腹を括った戦法。対して2着のシンハライトは中団から。反応の鋭さ、瞬発力という面ではシンハライトに分があるが、トップスピードに乗ってからの持続力ではコチラの方が上。そんな特徴をフルに生かし切った競馬だった。ただ、シンハライトとのハナ差は展開や仕掛け所ひとつで逆転しても不思議はない。
メジャーエンブレムは追い出すタイミングが遅れた事も確かだが、上位2頭と比べると明らかに瞬発力不足。自分でレースを作るなどして持続力勝負に持ち込めればオークスでの巻き返しも可能だろうが…。
オークス 想定単勝オッズ
(↑)1番人気 ジュエラー 2.8倍
(↓)2番人気 メジャーエンブレム 4.2倍
(→)3番人気 シンハライト 4.8倍
(↓)4番人気 レッドアヴァンセ 12.5倍
(new)5番人気 ロッテンマイヤー 22.0倍
長所
抜群のトップスピードと息の長い末脚が武器で、広いコース、直線の長いコースが合う。馬格があって坂も苦にしないのは祖父ネオユニヴァース、父ヴィクトワールピサという父系に拠る所も大きい。二冠に挑むオークスは距離が800m延びることになるが、むしろ歓迎というタイプ。
短所
スタートが苦手で、後方からの競馬になることが多い。そのため、オークスの舞台でスローになった場合、仕掛け所が難しくなるだろう。祖父の産駒や父の産駒をみると、純粋にキレ味で勝負するタイプは少なく、その点が不安材料。