Anker フロンタウン生田とは?(5)完成記念式典で登壇した2人の熱い思い
【©KAWASAKI FRONTALE】
「Anker フロンタウン生田は我々の生命線」(吉田代表取締役社長)
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「川崎フロンターレが継続的に発展していくために、Anker フロンタウン生田は我々の生命線です。各年代のU-12からU-18の選手が一箇所に集まって練習をすることができ、各年代の練習を身近に見て、お互いが切磋琢磨することによってさらに成長を促すことができます。また、コーチ陣がより一貫して私たちのサッカーのフィロソフィーを徹底することができます。そして、練習後に施設内にある食堂でバランスよく効率的に食事をとることで身体の内面から向上させることもできます。それを実現できる施設から将来的には世界的なプレーヤーが多く輩出されることを期待しています」(吉田代表取締役社長)
また、今後は親会社の富士通と連携しながらデータサイエンスも導入する予定している。例えば動体視力のデータを数値化することで選手に秘められた潜在能力を引き出すことや、動体視力を向上させていくための機械も取り入れて科学的な視点からもサポートが進んでいく。そんな質の高い育成から巣立ち、有望な選手たちがトップチームに加わればチームがどんどん強化されていくことだろう。
多くの方々の応援があったからこそ
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「フロンターレに入ったときの環境を思い出して感慨深いものがあります。当時は麻生グラウンドのクラブハウスはプレハブでした。正直、当時は『これはプロの環境なのか…』と思ったほどです。あれから20年近く経ち、フロンターレが優勝してJリーグトップクラブの1つになりました。それも今日出席してくださっている皆さん、スポンサーの皆さん、川崎市の皆さん、サポーターの皆さんと多くの方々に支えられ、応援をされ、信頼をされたからこそ素晴らしい施設ができたのだと思っています。いちOB、クラブの1人として皆さんに感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございます」(中村FRO)
多くの方々が強い志をもって、積み重ねてきたからこそ今がある。 “継続は力なり”という言葉があるように、フロンターレも地域の方々と一緒に手を取り合いながらサッカーで川崎市を盛り上げようと取り組み続けたことが、日本のアカデミー最高峰と表現してもいい施設を完成させることができたのだ。だからこそ、中村FROは言う。
「これだけ素晴らしい施設を作っていただけたからには、やはりもっとトップチームにアカデミーの選手たちを輩出しないといけないなと。そう育成を見ている自分も改めて身が引き締まる思いです。また、選手たちもフロンターレのエンブレムを背負って戦わないといけないですし、1日でも早くトップチームに参加してもらいたい。そして、川崎フロンターレのリレーションオーガナイザーとして、これからより多くの素晴らしい若い選手たちを輩出する場所に携わさせていただいている人間として、僕自身も頑張っていきたいなと思っています」(中村FRO)
吉田代表取締役社長、中村FRO。2人の言葉から伝わる熱い思い。スタッフはもちろん、サポーター、川崎市民の方々もこの場所から素晴らしい選手が輩出されて、世界へと羽ばたいていく夢を描いている。
サッカー王国 川崎へ
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それに遊びに来ていたときにアカデミーの選手たちが練習に励み、その選手たちが将来は等々力のピッチで活躍する未来が来たとする。そうなれば、もっとフロンターレ・川崎市は盛り上がっていき、いずれはサッカー王国・川崎と称される日も来るのはないかと期待をしている。
(文:高澤真輝)
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