17年目を迎えるフロンターレの健康事業 ~継続は力なり~

川崎フロンターレ
チーム・協会

【© KAWASAKI FRONTALE】

フロンタウンさぎぬまがオープンした2006年の夏。当時の支配人 浦野珠里さんが「空いている芝生がもったいない! 芝生は足腰にも優しいから青空のもとで体操をしましょう!」と骨盤体操やヨガ教室を行った。これが大盛況となり定期的に教室を開催すると、どんどん参加者も増え、100年構想を掲げるJリーグや宮前区役所がサポートを受けながら、どんどん大きな事業へと成長していったのがフロンターレの健康事業である。今年で17年目を迎えている活動は現在どのような変化をし、どのような思いで取り組んでいるのだろうか。事業立ち上げから現在まで施設のイベント企画を手掛けてきた「Ankerフロンタウン生田」支配人の浦野さんに話を聞いた。

1日1日を大切にコツコツと

フロンタウンさぎぬまで行われているヨガ教室 【© KAWASAKI FRONTALE】

主にフロンターレの健康事業では「老若男女問わず、自身の健康と向き合える場所にしたい」という想いからフロンタウンさぎぬまを活用したヨガやポールウォーキング、グラウンドゴルフ、介護予防講座など行っている。これを継続してきたことで、今では大きな事業へと成長。その光景を見てきた浦野さんだからこそ感じることがある。

「健康事業はコロナ禍を経てさらに需要が高まっています。私たちJリーグクラブが一番とするチームの試合結果以外にも、健康事業の重要度は社内、社外でも上がっているんです。フィットネスは同じことを繰り返して結果が出ますが、それは健康事業にも通ずるところがあって同じ。『継続は力なり』でこれこそが大切なんです」(浦野さん)

継続は力なり──。川崎フロンターレがSDGsという言葉が生まれる以前から人々に寄り添う活動をしてきたように今のクラブがあるのは1日1日を大切にコツコツ積み上げていったからこそ今のクラブがある。そのなかで健康事業は、今まで取り組んでいたことが世界へと広がりだしているのだ。

健康事業が世界へ

第8回ジャパンベトナムフェスティバルでのポールウォーキング教室の様子 【© KAWASAKI FRONTALE】

JICAの協力へ得て、昨年の11月に行われたアジアツアーで訪れたベトナムでベカメックス・ビンズオンFCとの国際親善試合に伴って開催された「日越交流まつり」で第1回目の健康増進プログラムの実施。さらに今年の2月には第8回ジャパンベトナムフェスティバルに参加し、フロンタウンさぎぬまでも行われている2本のポールを使って歩行運動を補助して正しい歩き方を身に着ける「ポールウォーキング教室」を行った。

「現地の方が、すごく前向きに取り組んでくれますし、若い方でもポールウォーキングに興味を示してくれます。楽しく教室ができたのではないかなと思います。あと、これまで継続してきた健康事業が、飛躍して自分でもビックリしています(笑)」(浦野さん)

健康事業で様々な人を笑顔にしていく

フロンタウンさぎぬまでの1枚。青空のもと体を動かす素晴らしさを多くの方々に感じてほしい 【© KAWASAKI FRONTALE】

海外でも活動をすることでフロンターレの認知を広げることもできれば、より多くの方にフロンターレというクラブの素晴らしさを知ってもらえるキッカケになるだろう。これからも、その輪がどんどん広げていくために。そして川崎市の地域の皆さんに寄り添っていくために。浦野さんは言う。

「健康は体だけではなく心も健康にならなければいけないものだと思っています。子どもは小さい頃から色んなものを目にしたり、手にしたり、色んなものを体で感じてもらって気持ちを豊かにしてほしい。高齢者の方も人生100年時代と言われているなかで、いくつになってもワクワク、ドキドキする気持ちになってほしい。心身ともに健康になれる環境を川崎フロンターレなら提供できると思っているので、これからも継続をして続けたいと思っています」

継続を力に変えて、健康事業で様々な人を笑顔にしていくのがフロンターレの健康事業。17年目を迎える今シーズンも地域の方々に寄り添いながら活動をしていく。

(取材:高澤真輝)

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著者プロフィール

神奈川県川崎市をホームタウンとし、1997年にJリーグ加盟を目指してプロ化。J1での年間2位3回、カップ戦での準優勝5回など、あと一歩のところでタイトルを逃し続けてきたことから「シルバーコレクター」と呼ばれることもあったが、クラブ創設21年目となる2017年に明治安田生命J1リーグ初優勝を果たすと、2023年までに7つのタイトルを獲得。ピッチ外でのホームタウン活動にも力を入れており、Jリーグ観戦者調査では10年連続(2010-2019)で地域貢献度No.1の評価を受けている。

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