ファンが選ぶ!プロ野球・球団別歴代ベストナイン

近鉄編

スポーツナビでファン投票を実施した「プロ野球・球団別歴代ベストナイン」企画。それぞれの球団でベストナインにふさわしいと思う選手を、各ポジションから1人ずつ選んで投票してもらいました(アプリでは、投手以外の内野手・外野手のランキングも閲覧できます)。

今回は近鉄編。長い歴史の中から1位に輝いた選手は!?

先発

順位 選手名 得票率
1 野茂英雄 63.19%
2 鈴木啓示 18.78%
3 岩隈久志 11.87%
4 阿波野秀幸 4.81%
5 パウエル 0.40%

中継ぎ

順位 選手名 得票率
1 盛田幸妃 39.16%
2 佐野慈紀 23.84%
3 清川栄治 7.61%
4 石本貴昭 7.51%
5 岡本晃 4.36%

抑え

順位 選手名 得票率
1 赤堀元之 41.11%
2 大塚晶文 32.45%
3 吉井理人 18.43%
4 福盛和男 5.11%
5 石本貴昭 1.15%

捕手

順位 選手名 得票率
1 梨田昌孝 84.08%
2 的山哲也 5.41%
3 有田修三 3.20%
4 光山英和 2.50%
5 古久保健二 1.65%

一塁手

順位 選手名 得票率
1 石井浩郎 49.37%
2 吉岡雄二 22.18%
3 デービス 10.57%
4 小川亨 7.26%
5 トレーバー 4.56%

二塁手

順位 選手名 得票率
1 大石大二郎 84.83%
2 水口栄二 8.71%
3 アーノルド 1.60%
4 内藤博文 1.15%
5 ブルーム 1.00%

三塁手

順位 選手名 得票率
1 中村紀洋 86.38%
2 金村義明 8.61%
3 羽田耕一 2.85%
4 小玉明利 0.90%
5 クレス 0.65%

遊撃手

順位 選手名 得票率
1 村上隆行 25.89%
2 水口栄二 24.94%
3 石渡茂 13.77%
4 真喜志康永 7.26%
5 武藤孝司 6.31%

外野手

順位 選手名 得票率
1 ローズ 83.48%
2 ブライアント 56.53%
3 新井宏昌 43.77%
4 礒部公一 22.88%
5 土井正博 22.23%

指名打者

順位 選手名 得票率
1 ブライアント 52.74%
2 マニエル 13.79%
3 オグリビー 6.59%
4 クラーク 5.84%
5 加藤英司 5.18%

解説

2001年には計101本塁打をたたきこんだ、中村(写真左)とローズの3、4番。同一球団の2人で100本塁打を超えたのは、長いプロ野球の歴史上でもこのコンビだけだ(写真は共同)

 1979年の「江夏の21球」、88年の「10.19」、そして2001年の最後のリーグ制覇にかかわる選手たちが、上位のほとんどを占めた。

 先発は「トルネード投法」の野茂英雄が、63.19%の得票率で1位。ルーキーイヤーの90年に新人王、MVP、沢村賞を総なめにした。この3賞を同時受賞したのは、野茂だけである。2位は「草魂」「投げたらアカン」でおなじみの鈴木啓示。通算317勝、昭和の大エースだ。3位の岩隈久志は03、04年に2年連続で15勝を挙げた「近鉄最後のエース」。4位・阿波野秀幸は80年代終盤のエースで、「10.19」の2試合ともリリーフに立った。投げるときの顔が「怒ったヒヨコ」のようと、ごく一部で評判だった。

 中継ぎ1位の盛田幸妃は98年に脳腫瘍の摘出手術を受けながら、不屈の精神で復活。01年は34試合に登板して優勝に貢献し、「カムバック賞」を受賞した。15年に45歳の若さで、惜しくもこの世を去った。96年、中継ぎとしてNPB初の1億円プレーヤーになった「ピッカリ投法」こと佐野慈紀が2位。3位の清川栄治は貴重な左のリリーフ。余談だが、清川は字がとてもキレイなことでも知られる。

 抑えの1位は90年代を代表するクローザー・赤堀元之だ。96年、NPB史上最年少で100セーブを達成した。その赤堀の後継者が、2位の大塚晶文。98年に当時NPB新記録のシーズン35セーブを挙げた。3位の吉井理人は88年、10勝24セーブで最優秀救援投手に。赤堀の台頭で、後にヤクルトへ移籍することになる。

 捕手は70年代末から80年代にかけて正捕手の座を争った「ありなしコンビ」の梨田昌孝がダントツの1位(得票率84.08%)、有田修三が3位(同3.20%)。梨田は同じプロ野球選手をして「なぜあれで打てるのか」と言わしめた「コンニャク打法」で、有田は鈴木とのバッテリーで有名だ。2位の的山哲也は平成の入団ながら、昭和の香りがプンプンする捕手だった。

 一塁は90年代前半、不動の4番だった石井浩郎が1位。2位は01年に26本塁打を放った吉岡雄二。彼が6番に座っていたとは、いてまえ打線恐るべし。3位のデービスは野球の記録以上に、西武の東尾修との大乱闘と、大麻事件での逮捕、そして解雇で名を残してしまった。

 二塁、三塁、遊撃は79年、88年、01年のメンバーが1人ずつ3位以内に入った。

 79年は「6番・二塁」アーノルドと「7番・三塁」羽田耕一、「9番(1、2番も)・遊撃」石渡茂が、それぞれ3位。羽田は88年の10.19最後のバッターでもある。

 88年からは盗塁王4回の切り込み隊長・大石大二郎が二塁、外野も守った村上隆行が遊撃の1位。三塁の2位・金村義明は88年終盤の左手骨折により、10.19はベンチの外から見ていたという。

 01年はいてまえ打線不動の4番・中村紀洋が三塁の1位。2番で中村ら主軸につないだ水口栄二が二塁、遊撃ともに2位に入った。

 外野は01年組から本塁打王・ローズが83.48%の得票率で1位に。88年組からは大砲・ブライアントが2位、アベレージヒッター・新井宏昌が3位になった。注目は5位の土井正博。62年に「18歳の4番打者」として話題を呼び、後に本塁打王1回、最多安打2回を獲得する名選手へと成長している。

 DH2位のマニエルは79年、死球で骨折したアゴを、アメフト型のフェイスガード付きヘルメットで守りながら本塁打王に輝いた。後にMLBフィリーズの監督を務め、08年にはワールドシリーズ制覇に導いている。3位・オグリビーは元メジャーの本塁打王。87年の来日時は38歳でパワーは衰えていたが、2年連続の打率3割超はさすがだった。

(文:前田恵、企画構成:株式会社スリーライト)

結果一覧

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