ファンが選ぶ!プロ野球・球団別歴代ベストナイン
中日編
スポーツナビでファン投票を実施した「プロ野球・球団別歴代ベストナイン」企画。それぞれの球団でベストナインにふさわしいと思う選手を、各ポジションから1人ずつ選んで投票してもらいました(アプリでは、投手以外の内野手・外野手のランキングも閲覧できます)。
今回は中日編。長い歴史の中から1位に輝いた選手は!?
先発
順位 | 選手名 | 得票率 |
---|---|---|
1 | 山本昌 | 19.07% |
2 | 今中慎二 | 15.94% |
3 | 川上憲伸 | 14.92% |
4 | 星野仙一 | 14.13% |
5 | 杉下茂 | 13.41% |
スポーツナビアプリ 無料ダウンロード
- アプリケーションはiPhoneとiPod touch、またはAndroidでご利用いただけます。
- Apple、Appleのロゴ、App Store、iPodのロゴ、iTunesは、米国および他国のApple Inc.の登録商標です。
- iPhone、iPod touchはApple Inc.の商標です。
- iPhone商標は、アイホン株式会社のライセンスに基づき使用されています。
- Android、Androidロゴ、Google Play、Google Playロゴは、Google Inc.の商標または登録商標です。
中継ぎ
順位 | 選手名 | 得票率 |
---|---|---|
1 | 浅尾拓也 | 75.23% |
2 | 岩瀬仁紀 | 13.07% |
3 | 落合英二 | 4.09% |
4 | 板東英二 | 3.52% |
5 | 鹿島忠 | 0.85% |
抑え
順位 | 選手名 | 得票率 |
---|---|---|
1 | 岩瀬仁紀 | 78.92% |
2 | 郭源治 | 6.99% |
3 | 宣銅烈 | 4.64% |
4 | 与田剛 | 3.73% |
5 | 牛島和彦 | 2.44% |
捕手
順位 | 選手名 | 得票率 |
---|---|---|
1 | 谷繁元信 | 62.83% |
2 | 中村武志 | 12.08% |
3 | 木俣達彦 | 11.89% |
4 | 中尾孝義 | 10.96% |
5 | 江藤慎一 | 1.25% |
一塁手
順位 | 選手名 | 得票率 |
---|---|---|
1 | 落合博満 | 37.66% |
2 | ウッズ | 27.19% |
3 | 谷沢健一 | 14.88% |
4 | ブランコ | 4.13% |
5 | ビシエド | 3.88% |
二塁手
順位 | 選手名 | 得票率 |
---|---|---|
1 | 荒木雅博 | 43.00% |
2 | 高木守道 | 33.93% |
3 | 立浪和義 | 17.00% |
4 | 井端弘和 | 4.85% |
5 | 仁村徹 | 0.49% |
三塁手
順位 | 選手名 | 得票率 |
---|---|---|
1 | 立浪和義 | 30.58% |
2 | 落合博満 | 24.86% |
3 | 森野将彦 | 11.93% |
4 | 大島康徳 | 8.03% |
5 | モッカ | 5.89% |
遊撃手
順位 | 選手名 | 得票率 |
---|---|---|
1 | 井端弘和 | 57.30% |
2 | 立浪和義 | 21.23% |
3 | 宇野勝 | 15.66% |
4 | 荒木雅博 | 3.48% |
5 | 京田陽太 | 1.14% |
外野手
順位 | 選手名 | 得票率 |
---|---|---|
1 | 福留孝介 | 70.74% |
2 | 和田一浩 | 42.93% |
3 | 大島洋平 | 24.62% |
4 | 田尾安志 | 22.36% |
5 | パウエル | 18.86% |
解説
1位だけを見ると1990年代以降の選手が多いが、上位3位までは1974年のV2以降、8度の優勝メンバーがバランスよく入ったのではないか。
まずは、かなり票がバラけた先発投手。現役32年中日ひと筋、NPB史上最年長50歳1カ月超での登板記録も持つ山本昌が、1位を勝ち取った。2位・今中慎二は90年代、3位・川上憲伸は2000年代のエース。「燃える男」星野仙一は僅差で4位になった。5位の杉下茂はご存じ、「フォークボールの神様」。御年94歳だが、第1回オールスター(1951年)でMVPを受賞したときの写真から、ほとんど姿が変わっていないのがスゴイ。
中継ぎは10年、11年の連覇に大貢献し、11年にはセットアッパー初のリーグMVPに輝いた浅尾拓也が75.23%の得票率で圧勝。顔よし、腕よし、性格よし、おまけに声までよくて、どなたかの「天は浅尾に何物を与えたもうたのか」との言葉にうなずいた記憶が……。
抑えの1位は、浅尾同様75%超の得票率で岩瀬仁紀(78.92%)。NPB最多登板、最多セーブ記録を誇る抑えの鉄人とあれば、当然の結果だろう。
捕手は02年、結果的に交換トレードの形になった谷繁元信、中村武志が1位、2位。谷繁は落合博満監督に信頼されて長らく正捕手を、中村は星野監督の鉄拳指導を受けながら正捕手に成長した。3位・木俣達彦は74年の優勝時、6番バッターとして打率.322を残した。
一塁は1位・落合、2位・ウッズとも本塁打王、打点王を獲得した4番打者。3位の谷沢健一は同じ4番でも、中距離ヒッタータイプだった。
二塁、遊撃は落合監督のもと、「アライバコンビ」で二遊間を守り、1、2番を打った荒木雅博、井端弘和がそれぞれ1位。今年の1月に急逝した元監督・高木守道が二塁の2位に入っている。
平成最後の野球殿堂入り(19年)を果たした立浪和義が、三塁で1位のほか二塁3位、遊撃2位に。遊撃3位の宇野勝は「ヘディング事件」で有名だが、84年に遊撃手としてNPB史上唯一の本塁打王を獲ったことも忘れないでほしい。三塁3位の「ドアラに最も似た男」森野将彦は、13年の巨人戦で一塁後方のフライを追って右翼手・堂上剛裕と交錯したときのひと言、「放し飼いのイノシシがいた」が筆者的にはツボであった。
外野は現役から1位・福留孝介(現阪神)と3位・大島洋平。08年、「幼いころからあこがれの球団だった」と西武からFA移籍した「ベンちゃん」和田一浩が、堂々の2位に輝いた。4位は94年から96年、外国人初の3年連続首位打者を獲得したパウエル。今季から中日の巡回打撃コーチに就任しており、後進指導に期待したい。
(文:前田恵、企画構成:株式会社スリーライト)