ファンが選ぶ!プロ野球・球団別歴代ベストナイン
西武編
スポーツナビでファン投票を実施した「プロ野球・球団別歴代ベストナイン」企画。それぞれの球団でベストナインにふさわしいと思う選手を、各ポジションから1人ずつ選んで投票してもらいました。(アプリでは、投手以外の内野手・外野手のランキングも閲覧できます)
今回は西武編。長い歴史の中から1位に輝いた選手は!?
先発
順位 | 選手名 | 得票率 |
---|---|---|
1 | 松坂大輔 | 37.13% |
2 | 稲尾和久 | 30.95% |
3 | 西口文也 | 8.27% |
4 | 工藤公康 | 6.50% |
5 | 東尾修 | 5.63% |
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中継ぎ
順位 | 選手名 | 得票率 |
---|---|---|
1 | 森慎二 | 31.43% |
2 | 牧田和久 | 30.58% |
3 | 永射保 | 11.11% |
4 | デニー友利 | 8.37% |
5 | 杉山賢人 | 5.99% |
抑え
順位 | 選手名 | 得票率 |
---|---|---|
1 | 豊田清 | 34.93% |
2 | 潮崎哲也 | 30.12% |
3 | 江夏豊 | 8.46% |
4 | 鹿取義隆 | 7.30% |
5 | 森繁和 | 6.02% |
捕手
順位 | 選手名 | 得票率 |
---|---|---|
1 | 伊東勤 | 63.25% |
2 | 森友哉 | 23.50% |
3 | 野村克也 | 9.24% |
4 | 炭谷銀仁朗 | 1.55% |
5 | 細川亨 | 0.92% |
一塁手
順位 | 選手名 | 得票率 |
---|---|---|
1 | 清原和博 | 61.90% |
2 | カブレラ | 24.98% |
3 | 山川穂高 | 9.24% |
4 | 土井正博 | 1.92% |
5 | 鈴木健 | 0.49% |
二塁手
順位 | 選手名 | 得票率 |
---|---|---|
1 | 辻発彦 | 59.01% |
2 | 浅村栄斗 | 23.94% |
3 | 片岡易之 | 7.74% |
4 | 外崎修汰 | 1.87% |
5 | 山崎裕之 | 1.84% |
三塁手
順位 | 選手名 | 得票率 |
---|---|---|
1 | 中村剛也 | 64.06% |
2 | 石毛宏典 | 18.05% |
3 | 中西太 | 13.85% |
4 | 鈴木健 | 2.23% |
5 | スティーブ | 0.92% |
遊撃手
順位 | 選手名 | 得票率 |
---|---|---|
1 | 松井稼頭央 | 70.87% |
2 | 石毛宏典 | 12.32% |
3 | 源田壮亮 | 7.18% |
4 | 中島裕之 | 3.83% |
5 | 豊田泰光 | 3.69% |
外野手
順位 | 選手名 | 得票率 |
---|---|---|
1 | 秋山幸二 | 92.51% |
2 | 秋山翔吾 | 85.08% |
3 | 和田一浩 | 41.91% |
4 | 栗山巧 | 17.29% |
5 | 平野謙 | 13.49% |
指名打者
順位 | 選手名 | 得票率 |
---|---|---|
1 | デストラーデ | 72.86% |
2 | 田淵幸一 | 9.24% |
3 | 森友哉 | 7.03% |
4 | 栗山巧 | 2.69% |
5 | 大田卓司 | 2.62% |
解説
先発投手は「平成の怪物」こと松坂大輔が得票率37.1%でトップ。高卒ルーキーだった1999年から3年連続最多勝は、衝撃的だった。31.0%と僅差での2位は、西鉄の鉄腕・稲尾和久だ。こちらは1961年、史上タイのシーズン42勝を挙げるなど獅子奮迅の快投で、「神様・仏様・稲尾様」と呼ばれた。
中継ぎは左足をダイナミックに上げるフォームが懐かしい、森慎二。2002、03年は抑えの豊田清につなぐセットアッパーとして、2年連続最優秀中継ぎ投手に輝いた。引退後はコーチとしてもライオンズを支えたが、17年に急死。42歳の若さでこの世を去った。
その豊田は抑えの1位。気迫あふれる投球で、02年にはパ・リーグ新記録(当時)の38セーブを記録した。以降、2年連続最優秀救援投手で、西武の「絶対的守護神」となった。2位の潮崎哲也は、サイドスローから一度浮かび上がり、フォークのように落ちるシンカーを“伝家の宝刀”としていた。
捕手の1位は西武の黄金時代、20年にわたり正捕手を務めた伊東勤。この間ベストナイン10回、ゴールデングラブを11回受賞した。2位の森友哉は昨季、打率.329で捕手としてプロ野球史上4人目の首位打者。インサイドワークもだんだん捕手らしくなってきた。
一塁手は番長・清原和博が61.9%の得票率で、2位カブレラ(25.0%)を大きく引き離した。西武でベストナイン3回、ゴールデングラブ5回。だが歴代5位の通算525本塁打を記録しながら、新人王以外のタイトルには恵まれなかった。
二塁手は現監督の辻発彦(59.0%)が、こちらも2位・浅村栄斗(23.9%)に差を付けての1位。辻180cm、浅村182cmと、どちらも大型二塁手である。特に辻はその職人級の守備と俊足から「小柄」と思われていることが多く、実際に会った人に「意外と大きいんですね」とよく驚かれるとか。
三塁手は「おかわり君」こと中村剛也が1位、同じような体形の西鉄・中西太が3位。本塁打王獲得回数は中村6回、中西5回で、ぽっちゃり体形の割に足が速いところまで似ている。遊撃は現二軍監督の松井稼頭央と石毛宏典、新旧背番号7が1、2位を分けた。
外野手も“新旧秋山”が1、2位に。「元祖・秋山」の秋山幸二は3年連続40本以上、9年連続30本以上で、「メジャーに最も近かった男」と呼ばれた。「稀代のヒットメーカー」秋山翔吾は最多安打4回、首位打者1回の記録を引っ提げ、今季メジャーに挑戦する。
DH部門トップは独特のガッツポーズでもおなじみ、「カリブの怪人」デストラーデ。3年連続本塁打王、2年連続打点王で、日本シリーズにもめっぽう強かった。
(文:前田恵、企画構成:株式会社スリーライト)