ファンが選ぶ!プロ野球・球団別歴代ベストナイン
ソフトバンク編
スポーツナビでファン投票を実施した「プロ野球・球団別歴代ベストナイン」企画。それぞれの球団でベストナインにふさわしいと思う選手を、各ポジションから1人ずつ選んで投票してもらいました(アプリでは、投手以外の内野手・外野手のランキングも閲覧できます)。
今回はソフトバンク編。長い歴史の中から1位に輝いた選手は!?
先発
順位 | 選手名 | 得票率 |
---|---|---|
1 | 斉藤和巳 | 52.79% |
2 | 杉浦忠 | 15.71% |
3 | 千賀滉大 | 11.42% |
4 | 工藤公康 | 7.45% |
5 | 杉内俊哉 | 5.62% |
スポーツナビアプリ 無料ダウンロード
- アプリケーションはiPhoneとiPod touch、またはAndroidでご利用いただけます。
- Apple、Appleのロゴ、App Store、iPodのロゴ、iTunesは、米国および他国のApple Inc.の登録商標です。
- iPhone、iPod touchはApple Inc.の商標です。
- iPhone商標は、アイホン株式会社のライセンスに基づき使用されています。
- Android、Androidロゴ、Google Play、Google Playロゴは、Google Inc.の商標または登録商標です。
中継ぎ
順位 | 選手名 | 得票率 |
---|---|---|
1 | 攝津正 | 29.62% |
2 | ファルケンボーグ | 20.80% |
3 | 篠原貴行 | 13.49% |
4 | 森福允彦 | 10.49% |
5 | 甲斐野央 | 6.69% |
抑え
順位 | 選手名 | 得票率 |
---|---|---|
1 | サファテ | 68.18% |
2 | 馬原孝浩 | 12.05% |
3 | 江夏豊 | 6.69% |
4 | ペドラザ | 5.90% |
5 | 森唯斗 | 2.67% |
捕手
順位 | 選手名 | 得票率 |
---|---|---|
1 | 城島健司 | 51.69% |
2 | 野村克也 | 41.04% |
3 | 甲斐拓也 | 5.59% |
4 | 吉永幸一郎 | 0.49% |
5 | 香川伸行 | 0.39% |
一塁手
順位 | 選手名 | 得票率 |
---|---|---|
1 | 松中信彦 | 70.06% |
2 | 小久保裕紀 | 13.49% |
3 | 内川聖一 | 10.28% |
4 | ズレータ | 2.90% |
5 | 片平晋作 | 1.30% |
二塁手
順位 | 選手名 | 得票率 |
---|---|---|
1 | 井口資仁 | 63.88% |
2 | 本多雄一 | 18.57% |
3 | 小久保裕紀 | 9.56% |
4 | バナザード | 1.97% |
5 | 湯上谷宏 | 1.86% |
三塁手
順位 | 選手名 | 得票率 |
---|---|---|
1 | 小久保裕紀 | 56.52% |
2 | 松田宣浩 | 34.24% |
3 | 松永浩美 | 4.20% |
4 | 藤原満 | 2.74% |
5 | 藤本博史 | 0.70% |
遊撃手
順位 | 選手名 | 得票率 |
---|---|---|
1 | 川崎宗則 | 55.32% |
2 | 今宮健太 | 21.89% |
3 | 井口資仁 | 9.10% |
4 | 広瀬叔功 | 6.89% |
5 | 鳥越裕介 | 2.25% |
外野手
順位 | 選手名 | 得票率 |
---|---|---|
1 | 柳田悠岐 | 89.07% |
2 | 秋山幸二 | 56.94% |
3 | 門田博光 | 31.50% |
4 | 内川聖一 | 27.18% |
5 | 佐々木誠 | 16.71% |
指名打者
順位 | 選手名 | 得票率 |
---|---|---|
1 | 門田博光 | 26.39% |
2 | ズレータ | 18.59% |
3 | 松中信彦 | 17.78% |
4 | デスパイネ | 17.11% |
5 | 李大浩 | 10.38% |
解説
パ・リーグの古豪・南海ホークスが福岡ダイエーホークスとなり、大阪から九州に本拠地を移したのが1989年。南海の黄金時代は1950~60年代、最後の優勝は73年。最後のAクラスも77年と、遥か彼方に遠ざかってしまった。そんな時代の流れをくんでか、南海時代からの上位ランクインは、レジェンド級の4名のみ。他は上位のほとんどを、ダイエーが初優勝した99年以降に活躍した選手が占めた。
南海黄金期の選手で健闘したのは杉浦忠、野村克也のバッテリー。「日本球界史上最強のアンダースロー」と呼ばれる杉浦は59年、38勝4敗、防御率1.40でシーズンMVPに輝くと、巨人との日本シリーズでは4連投で4勝し、こちらもMVPを獲得した。その杉浦をリードした野村は、捕手でありながら首位打者1回、本塁打王9回、打点王7回(うち三冠王1回)の豪打を誇る。また70年からの8年間は四番・捕手で兼任監督も務めた。当アンケート締め切り直後の2月11日に急逝。今ごろ天国でサッチーこと野村沙知代夫人に「あら、もう来ちゃったの?」と言われているかもしれない。
DHで1位、外野で3位に入った門田博光は、南海時代終盤から2年間のオリックス移籍を経て91年、ダイエーに復帰した。170cmと小柄な体で、重さ1キロのバットをフルスイング。88年には40歳にして本塁打、打点の二冠で「不惑の大砲」と呼ばれた。外野では1位の柳田悠岐が門田同様、フルスイング系。しかし柳田は球団史上初のトリプルスリー達成選手でもあり、タイプとしては「メジャー・リーグに近い男」と言われた2位の秋山幸二、5位の佐々木誠にも近い。これに安打製造機・内川聖一も加わるのだから、ホークス外野勢はすごい。
“九州ホークス”の投手陣は先発が2003年、06年にタイトルを総なめにした斉藤和巳が、52.79%の得票率を獲得して1位に。リリーフには「SBM」として名をはせた攝津正、ファルケンボーグ、馬原孝浩がそろって上位に入った。捕手は城島健司が野村に10%ほどの得票差をつけ、トップになっている。
野手はダイエー初優勝からソフトバンクの黄金期を支えた選手が続々、票を得た。チームリーダー・小久保裕紀、松中信彦は複数ポジションで上位に。中心選手だった2人が早出、居残りで熱心に練習する。その姿を多くの選手が見倣い、チームはどんどん強くなった。
ところで「チェスト」のムネリンこと川崎宗則、「熱男」のマッチこと松田宣浩の元気印に、「パナマ運河」のパナマの怪人・ズレータと、熱い決め台詞を持った選手が多いのは、なぜだろうか。
(文:前田恵、企画構成:株式会社スリーライト)