注目は「投球メカニックの進化」 大谷、2度目のトミー・ジョン手術からの完全復活なるか

丹羽政善

投球練習を行うドジャースの大谷翔平 【Photo by Chris Coduto/Getty Images】

 ドジャースのキャンプが始まった。いや、始まる。当初、2月11日(現地時間、以下同)が練習初日だったが、なぜか12日に変わった。

 そのドジャースのキャンプを日本から見に来る人もいると思うが、今年は例年以上にホテル代が高い。1泊3万円は覚悟した方がよさそう。

 宿泊するなら、ドジャースのキャンプ施設があるグレンデールが便利。NFLカージナルスの本拠地ステートファーム・スタジアムを中心として、アウトレットモール、レストランなど商業施設が多数あり、必要なものが徒歩圏内にコンパクトにまとまっている。

 ただ、そこからドジャースのキャンプ施設までは5キロほど離れているので車が必要。歩くなら1時間。ただ、道中に何もない。去年、2度ほど道路脇でコヨーテを見かけたので、あまり徒歩はおすすめしない。ウーバーなどライドシェアなら、片道8〜10ドル。レンタカーを借りないなら、選択肢はほぼその一択か。一応、路線バスはあるが、本数が少なく、乗り換えも2度必要なので、2時間近くかかる。

 キャンプ序盤は練習のみで、午前中で終わる。2月20日からオープン戦が始まるが、大谷翔平がいつ出るのか、山本由伸、佐々木朗希がいつ登板するのかは、直前までわからないことが多い。予定が組みにくいので、そこはファン泣かせ。大谷は例年、ホームゲーム中心に出場しており、その場合は試合前に左翼ポール際で立ち止まることが多いので、サインを狙うならそのタイミングだ。

 なお、練習の見学は無料。去年はほぼ打者だけの調整だったので、屋外での調整時間が限られた大谷だが、今年はフィールドにいる時間が多くなると予想できる。山本、佐々木とはまたメニューが異なるかもしれないが、3人並んでブルペンに入ることがあるかもしれない。

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著者プロフィール

1967年、愛知県生まれ。立教大学経済学部卒業。出版社に勤務の後、95年秋に渡米。インディアナ州立大学スポーツマネージメント学部卒業。シアトルに居を構え、MLB、NBAなど現地のスポーツを精力的に取材し、コラムや記事の配信を行う。3月24日、日本経済新聞出版社より、「イチロー・フィールド」(野球を超えた人生哲学)を上梓する。

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