武居由樹vs. 比嘉大吾、チャート戦力比較 KO必至の日本人対決は「気持ち」が決め手

宮崎正博
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9.3有明アリーナで行われるWBOバンタム級タイトルマッチで、王者の武居と同級1位の比嘉が激突する 【スポーツナビ】

 9月3日、東京・有明アリーナでボクシングのWBOバンタム級タイトルマッチ、王者・武居由樹(大橋)対同級1位の比嘉大吾(志成)が行われる。井上尚弥(大橋)がテレンス・ジョン・ドヘニー(アイルランド)と対戦する世界スーパーバンタム級の4団体防衛V2戦と同日に開催されるこの一戦は、“KO必至の日本人対決”として注目されている。

 激闘の予感がどこまでも膨らむ。キックボクシングのスターからトラディショナル・ボクシングに転向し、わずか9戦目で世界のトップに立った武居。プロデビューから15連続KO勝ちをマークした元フライ級世界王者の比嘉。もしかすると、この2人の対決を占うカギは、真実の強者こそが装着できる“ある要件”なのかもしれない。“本能”。戦いへに向かう“無自覚の決意”。あるいは“野生の力”と言うべきもの。よりKOに飢える“獣の感性”に近づけたほうが勝者となるような気がしてならない。
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著者プロフィール

山口県出身。少年期から熱烈なボクシングファンとなる。日本エディタースクールに学んだ後、1984年にベースボール・マガジン社入社、待望のボクシング・マガジン編集部に配属される。1996年にフリーに転じ、ボクシングはもとより、バドミントン、ボウリング、アイスホッケー、柔道などで人物中心の連載を持ったほか、野球、サッカー、格闘技、夏冬のオリンピック競技とさまざまスポーツ・ジャンルで取材、執筆。2005年、嘱託としてボクシング・マガジンに復帰。07年、編集長を経て再びフリーになる

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