選手権スターが選ぶ同世代ベストイレブン【森島康仁編】 「圭佑くんは殺気に似た集中力。慎司さんは永遠のライバル」
森島は滝川第二高2年時に選手権初出場。1学年上のエース岡崎と攻撃陣を形成した。最上級生だった05年度大会ではベスト8の原動力に 【青山知雄】
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2学年先輩で、神とゴミみたいな立場(笑)
滝川第二高で2学年上だった河本のことは、「こういう人がプロになるんだろうな」という目で見ていた 【写真:アフロスポーツ】
清水圭介
(滝川第二高→セレッソ大阪など/88年11月25日)
体が大きくて、キックが正確で、声が出せて、安心感が半端なかった。世代別代表にも入っていて、当時の滝二で1年生から3年間ずっとレギュラーだったし、本当に名GKだと思いますよ。3年の時の関学高との県予選決勝では、PK戦で神セーブを連発して選手権に連れて行ってくれました。
その選手権では準々決勝で鹿実と対戦して、開始直後に「なんでそこでファーに飛ぶねん!」ってプレーで失点して負けた。そこは今でもイジってます(笑)。公私ともに高校時代から仲が良くて、先輩たちとの合宿でもずっと一緒にいたし、インターハイで黒田和生監督に携帯を没収された時は、2人で川沿いの土手に座ってずっと話してたりしてました(笑)。
DF
河本裕之
(滝川第二高→ヴィッセル神戸など/85年9月4日)
自分が越えなければならない壁だと思ったし、「こういう人がプロになるんだろうな」という自分の基準でもありました。滝二では2学年上の先輩で、神とゴミみたいな立場で(笑)。デカいのに速い。右足キックがめちゃくちゃうまいし、ヘディングの強さも半端ない。寡黙な感じでバチンと弾き飛ばすんで、ただただ雰囲気が怖かったです(笑)。
高1の選手権直前、自分がメンバー入りできそうな感じになったんですけど、練習で河本さんにヘディングで勝てなくて、最終メンバーからも漏れて……。先輩たちが準決勝まで勝ち上がって国立でプレーしている姿を見て、うらやましく思った記憶があります。絶対にこの舞台に立って、活躍してプロになってやると。
その後、河本さんがヴィッセル神戸に入って滝二との練習試合で対戦しましたし、僕がセレッソ大阪に入ってサテライトリーグで河本さんに競り勝ってゴールを決めた時はめっちゃ嬉しかったですね。
DF
岩下敬輔
(鹿児島実業高→清水エスパルスなど/86年9月24日)
岩下くんは手の使い方がうまいし、ずる賢さがあるし、言葉でも攻めてくる。計算して口で煽って圧力をかけてくるんです(笑)。昔の“ザ・ディフェンダー”って感じ。一見、武闘派に思われがちですけど、今回選んだ3人のDFの中では一番クレバーなタイプかもしれないです。
選手権では対戦してないんですけど、高2の大会直前に練習試合で鹿児島まで遠征して対戦した時の記憶が鮮明に残っていて。ヘディングの競り合いで、肘で頭の上から抑えつけられて何もできなかった。試合結果は覚えてないんですけど、個人的には「負けた」という印象しかないですね。Jリーグで対戦した時も、突破できたことがないんじゃないかと思うくらい苦手な選手でした。
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