「男子は大迫と吉田が中心に…」教え子を五輪へ導いた駒大・大八木総監督のMGC展望&攻略法

酒井政人
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スポーツナビの取材に応じる、駒澤大の大八木弘明総監督 【撮影:柴山高宏(スリーライト)】

 2019年に初開催された五輪代表選考レース・マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)。このレースを制し、東京五輪男子マラソン代表に内定した中村匠吾(富士通)の指導者として知られる、駒澤大の大八木弘明総監督。開催が明日に迫る第2回MGCの注目選手と見どころを聞いた。

中村匠吾が見せた圧巻のラスト

 2019年9月15日、鮮やかな緑が残る神宮外苑のいちょう並木のゴールに、中村が最初に姿を現した。初開催されたMGCを2時間11分28秒で優勝し、東京五輪男子マラソン代表に内定した。

 中村の指導に当たっていた駒澤大の大八木弘明総監督は、あの日のレースをこう振り返る。

「MGCにはペースメーカーがいないので、スローペースになることをイメージしていました。もし、序盤から飛び出す選手がいても、それが1人であれば付いていく必要はないと思っていました」
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著者プロフィール

1977年愛知県生まれ。東農大1年時に箱根駅伝10区に出場。陸上競技・ランニングを中心に取材。現在は、『月刊陸上競技』やビジネス媒体など様々なメディアで執筆中。『箱根駅伝ノート』(ベストセラーズ)など著書多数。

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