センバツ出場に近い学校はどこ? 各地の有力校と、選出のポイントをまとめてチェック

松倉雄太

神宮大会を制した大阪桐蔭。今大会の出場に近い学校は? 【写真は共同】

 第95回記念選抜高校野球大会の出場校を決める選考委員会が27日に開かれる。3年ぶりに選考委員が大阪市内の会場に集まり、対面形式で議論して例年よりも4校多い36校を決める。

 重要な参考資料となる昨秋の地区大会などから、選考のポイントなどを探りたい。

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【北海道】クラーク国際の出場がほぼ確実

 北海道大会連覇を果たしたクラーク記念国際の2年連続出場が有力。

 新岡歩輝(2年)と麻原草太(2年)のバッテリーが昨春の経験者。遊撃手からエースになった新岡は、右サイドスローから「打者が打ちにくいのでは」と佐々木啓司監督が評価するくせの強い直球と、変化球を織り交ぜるコンビネーションが持ち味。4試合を1人で投げ切り、防御率0.26と安定した投球を見せた。

 枠の関係から補欠が予想されるが、準優勝した北海の熊谷陽輝(2年)は最速143キロを誇る本格派右腕で今秋ドラフト候補。防御率0.61は新岡に引けを取らない安定感。夏には北海道を沸かせてくれそうだ。

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【東北】3枠目は能代松陽と聖光学院の争い

仙台育英は高橋煌(写真)ら甲子園優勝に貢献したメンバーが数多く残る 【写真は共同】

 優勝した仙台育英と準優勝の東北が有力。

 日本で一番遅い新チームのスタートになった仙台育英は高橋煌稀、湯田統真、仁田陽翔の3投手に、捕手の尾形樹人、遊撃手の山田脩也、右翼手の齋藤陽(すべて2年)ら夏の甲子園優勝メンバーが多く残る。須江航監督が「弟ズ」と評するように秋の段階では前に出るタイプの選手が少なかったが、一冬を越えて大きく変わってくる可能性を秘める。

 秋の県大会で仙台育英を破った東北は、右のハッブス大起(2年)、左の秋本羚冴(2年)を中心に継投で勝負する。特に秋本は4試合全てリリーフで失点0と安定感抜群。

 記念大会で増枠となった3校目はベスト4の能代松陽と聖光学院が争う。能代松陽はエース・森岡大智(2年)が準々決勝で延長12回を完投。連戦となった準決勝は登板しなかったが、優勝した仙台育英と1点差の接戦を演じた。聖光学院は主将の高中一樹(2年)と三好元気(2年)の甲子園ベスト4メンバーが残り、チーム打率.321。課題の投手層を厚くしたい。

【関東】専大松戸・平野の快速球に注目

 記念大会増枠で基本枠は5。残り1枠を東京2番目と争う。

 優勝した山梨学院、準優勝の専大松戸、ベスト4の健大高崎と慶應義塾は堅いと見る。中でも専大松戸のエース・平野大地(2年)は181センチ・84キロの恵まれた体格から、最速151キロを投げ込む本格派右腕で、今秋ドラフト候補に挙がる。山梨学院は関東で背番号10の右腕・林謙吾(2年)が4試合で防御率0.89と安定。左の星野泰輝(2年)へ必勝リレーで勝ち上がった。

 5番目は準々決勝敗退の中から、地域性と専大松戸に1点差だった試合内容から作新学院か。1年生の小川哲平は最速147キロを誇る右腕。早くも来秋ドラフト候補に挙がる。

 東京と比較される6番目は昌平、山村学園の埼玉勢と神奈川1位の横浜の争いか。

【東京】2番手は二松学舎がリードも、日大三の可能性も

 エース日當直喜(2年)を中心に投打がかみ合い、東京大会を制した東海大菅生が有力。監督の暴力等のニュースがあったが、運営委員会で候補校としての推薦に変わりなしと確認され、優勝した実績から選出されそう。

 関東6番目と比較される東京2番目は準優勝の二松学舎大附が一歩リードするが、準決勝で東海大菅生と1点差の接戦を演じた日大三を推す可能性もある。関東6番目候補にとっても東京2番目はどちらになるか気が気ではなく、選考委員会でどう評価されて決まるかに注目。

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著者プロフィール

 1980年12月5日生まれ。小学校時代はリトルリーグでプレーしていたが、中学時代からは野球観戦に没頭。極端な言い方をすれば、野球を観戦するためならば、どこへでも行ってしまう。2004年からスポーツライターとなり、野球雑誌『ホームラン』などに寄稿している。また、2005年からはABCテレビ『速報甲子園への道』のリサーチャーとしても活動中。

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