連載:WBCプール展望&ライバル国分析

【WBCプールD展望】優勝候補・ドミニカ共和国を筆頭に強豪国がひしめき合う最激戦区に

データスタジアム株式会社

東京五輪の3位決定戦で韓国に勝利し、歓喜するドミニカ共和国代表の選手達 【Photo by Steph Chambers/Getty Images】

 野球の世界一を決める第5回WBC がいよいよ3月に開幕を迎える。2017年以来、6年ぶりの開催となる今大会は、過去最多となる20の国と地域が出場。1次ラウンドはA~Dの4つのプールに分かれての総当たり戦が行われ、プール上位の2チームが準々決勝ラウンドへと進出。ここからはトーナメント方式となり、フロリダのローンデポ・パークにて決勝戦が行われる。本コラムでは出場国のチーム紹介、および1次ラウンドのプール展望を示したい。

プエルトリコ

戦績
2006年:2次ラウンド敗退
2009年:2次ラウンド敗退
2013年:準優勝
2017年:準優勝

【画像提供:データスタジアム株式会社】

 メジャーに数多くの選手を輩出しているプエルトリコ。2013年の第3回大会では、アメリカや日本といった優勝候補を破って準優勝を果たした。続く第4回大会でも次々と強豪国を破って決勝進出を果たすも、アメリカに対して0-8と力の差を見せつけられた。2大会連続で準優勝という好成績を収めているものの、栄冠まであと一歩という悔しさの残る結果が続いている。

 なんとしても頂点に立ちたい今大会は、代表選手として長年チームを引っ張ってきたY.モリーナが監督に就任。メジャー通算2226試合の出場数を誇る名捕手で、昨季限りで現役を引退したばかり。モリーナとともに代表でプレーした選手も数多く招集される見込みで、前回大会までの経験が豊富な陣容となるだろう。新指揮官のもと、念願の初優勝を果たすことができるか。

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