連載:WBCプール展望&ライバル国分析

【WBCプールD展望】優勝候補・ドミニカ共和国を筆頭に強豪国がひしめき合う最激戦区に

データスタジアム株式会社

ベネズエラ

戦績
2006 年:2次ラウンド敗退
2009 年:ベスト4
2013 年:1次ラウンド敗退
2017 年:2次ラウンド敗退

【画像提供:データスタジアム株式会社】

 西武などで活躍したA.カブレラやDeNA で監督を務めたA.ラミレスのほか、メジャーにも多くのスター選手を輩出しているベネズエラ。2013年の第3回大会では、前年に三冠王に輝いたM.カブレラを筆頭に強力な打撃陣を形成するも、まさかの1次ラウンド敗退となった。第4回大会では2次ラウンドに進出するも、投手陣の乱調や守備のミスが目立ち、3戦全敗。近年は目立った結果を残せず、苦戦が続いている。

 今大会もメジャーの主力級が顔を並べるラインアップが予想される。首位打者を3度獲得した実績を残るJ.アルトゥーベ(アストロズ)を中心に、高い打撃力がチームの特徴だ。前回大会で不安を見せたディフェンス面を補うような攻撃を展開し、上位進出を果たしたい。

ドミニカ共和国

戦績
2006 年:ベスト4
2009 年:1次ラウンド敗退
2013 年:優勝
2017 年:2次ラウンド敗退

【画像提供:データスタジアム株式会社】

 第3回大会ではメジャーで中軸を務める強打者を要し強豪国を次々と撃破。全8試合すべてで勝利を収め、大会史上初となる全勝優勝を果たした。連覇を狙う第4回大会も強力な打撃陣を形成し、1次ラウンド全勝と好スタートを切り首位で突破。続く2次ラウンドではベネズエラを撃破するも、プエルトリコやアメリカといったライバル国に敗れ大会から姿を消した。

 今大会では選手として優勝経験のあるN.クルーズがGMとなってメンバー選考に尽力。先発ではナ・リーグでサイ・ヤング賞に選出されたS.アルカンタラ(マーリンズ)が参戦する見込みで、リリーフにはメジャーでクローザーを務める投手を複数招集するなど、投手陣も盤石の体制を整えている。チーム一丸となり、2大会ぶりの栄冠をつかみ取る。

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