マリノス一筋18年の栗原勇蔵 「感謝」と「使命」を胸に刻み次のステップへ
2010年からは背番号「4」で定着 【(C)J.LEAGUE】
ただチーム自体はスタートこそ開幕4連勝を飾ったものの、それ以降は低空飛行が続いていた。そして8月23日、三ツ沢公園球技場で大宮アルディージャ戦に敗れたことで岡田はチームを離れることになる。
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プロ5年目にしてやっとつかんだチャンス。自分のことしか見えない、イコール、自分と真剣に向き合っているという証左でもあった。本気モードになったら手がつけられない。類い稀な身体能力を誇るハマの番長は、その才を一気に花開かせていった。
松田、中澤は追いかける対象からライバルへと変わりつつあった。試合を重ねていくことで経験値を積み上げ、まわりを見ることもできるようになる。背番号も2010年からは井原正巳、波戸がつけていた「4」で定着し、堅守F・マリノスの象徴ともなっていく。
「自分のキャリアのなかでモチベーションも、パフォーマンスも噛み合っていたのが、あの2013年だったと思います。日本代表に行くにしても、優勝争いしていたから気持ちは乗っていた。それにやっぱり優勝したかった。2003、2004年に連覇しているといっても、自分は試合に絡めていないんで。ちゃんと主力メンバーとして出たうえで優勝というものを成し遂げたかった」
リーグ制覇のチャンスを逃した2013年
中澤佑二とのコンビは「高さ」で相手を圧倒していた 【(C)J.LEAGUE】
しかしながら、勝てば優勝という11月30日のアルビレックス新潟戦で0-2と敗れてしまう。相手コーナーキックに対して栗原はヘディングでクリアしきれず、不運にも、そのボールが川又堅碁に渡って先制点を献上した。
「今でも思い出すと悔しいですよ。ただ、あのときの新潟は本当に強かった。必死にやったなかでの完敗でした。満員の日産スタジアムで優勝を決められたら完璧だったのに、それが出来なかったことで、うまく切り替えられなかったところは正直あったと思います」
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