【新戦力分析】浅野翔吾や松尾汐恩…新人の台頭に期待 MLB実績豊富なケラは“当たり助っ人”となるか?<セ・リーグ編>
巨人のファン感謝イベントで、原監督(前列左)のグータッチをまねる浅野翔吾外野手 【写真は共同】
※内容は2023年1月5日時点の情報をもとに執筆
※以下、選手の年齢は2023年12月31日時点
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そして、ドラフトでは東芝の吉村貢司郎を1位指名で獲得した。両コーナーへの高い制球力と鋭く落ちるフォークが武器の本格派右腕で、昨年の都市対抗では予選と本戦の3試合で17回1/3を投げて21奪三振、2四死球を記録している。ヤクルトは昨季の後半戦、先発防御率が4.49と振るわず苦戦が続いた。彼ら新戦力が一定のゲームメークができるだけでもチームの失点を減らすことにつながるだけに、3連覇へ向けて頼もしい戦力が加わったといえるだろう。野手では、上位指名でスラッガータイプの外野手が入団した。主砲の村上宗隆は将来的にメジャー挑戦の意向を示しており、西村瑠伊斗と澤井廉の2人には和製大砲として村上の後釜となることが期待される。
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一方の野手では、ドラフト1位で高校生キャッチャーの松尾汐恩を獲得した。甲子園には2年春から4季連続で出場して計5本塁打を放ち、守備では二塁送球1.8秒台を記録するなど、攻守で高い能力を備えている。チームは過去15年間、規定打席に到達した捕手がいなく長年レギュラー不在の状況が続いており、将来的に松尾がチームを引っ張っていくことを期待されているだろう。また、助っ人ではアンバギーが加入した。メジャーでの実績こそないものの、マイナーでは通算76本塁打をマークしており、手術による開幕出遅れが見込まれるオースティンの穴をカバーする活躍が期待される。来日6年目となったソトもメジャーでは本塁打ゼロだったが、来日から2年連続でホームラン王に輝いた。アンバギーがソトのようなブレークを果たすようだと、球団25年ぶりとなる優勝へ大きく近づくだろう。
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