ファイナル進出者4名に加え、北京五輪銀メダリストも参戦 世界選手権のリンクに立つ「3人の男」は誰だ

沢田聡子
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不動の強さを感じさせる宇野昌磨。自身3年ぶり5回目の全日本優勝を狙う 【写真:アフロ】

 北京五輪シーズンの翌季となる今シーズンを前に、2014年ソチ五輪・18年平昌五輪を連覇した羽生結弦がプロ転向を表明。新たな時代の幕開けとなる今季、偉大な先輩の背中を追ってきた日本男子は、シーズン前半のグランプリシリーズで頼もしい戦いぶりを見せている。さいたまスーパーアリーナで開催される世界選手権の代表3枠を巡り、ハイレベルな日本男子が全日本選手権で真剣勝負を繰り広げる。

世界王者の貫禄漂う宇野昌磨

 世界王者としての貫禄を見せているのが、北京五輪銅メダリストでもある宇野昌磨だ。世界一になっても成長への意欲は衰えず、実りある練習を積んでその結果を試合で出すことに集中している。グランプリシリーズ第2戦・スケートカナダで優勝、第5戦・NHK杯も靴の調整に悩みながら底力をみせて2連勝を果たす。ようやく靴の問題をクリアしたファイナルには充実した状態で臨み、ショート・フリーともに1位で初めて頂点に立っている。

 宇野はフリーに4回転4種類5本を組み込むが、ルール上3つまで入れることができるコンビネーションジャンプをグランプリ2戦とファイナルでは2つしか跳んでおらず、まだ伸びしろを残している。全日本で予定構成通りに滑ることができれば、今季後半に向けてまた一つ前進することができるだろう。

 今季の宇野は、ショートではギターの音色に合わせた渋い表現で魅了し、フリーでは荘厳な曲調に合わせて重厚感あるスケーティングを見せている。ベテランならではの円熟した表現と、アメリカの新星イリア・マリニンの優れたジャンプに刺激を受ける向上心を併せ持ち、不動の強さを感じさせる。グランプリシリーズでの戦いぶりをみれば、全日本でも宇野が優勝候補の筆頭であることは間違いない。

世界の大舞台に戻った山本草太

度重なる怪我を乗り越えて大舞台に舞い戻った山本草太が表彰台を目指す 【写真:アフロ】

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著者プロフィール

1972年埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、出版社に勤めながら、97年にライターとして活動を始める。2004年からフリー。主に採点競技(アーティスティックスイミング等)やアイスホッケーを取材して雑誌やウェブに寄稿、現在に至る。

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