黒田剛監督が選ぶ「青森山田ベストマッチ③」【後編】 「本当にコイツらすげえな」と思った瞬間
大津を寄せつけず4-0で勝利。過去2年、準優勝に終わっていた青森山田は完璧な試合運びで通算3度目の優勝を飾った 【写真:森田直樹/アフロスポーツ】
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勝負が決した終了間際に見せた勝利への執念
続くスローインも、青森山田は松木がコーナー付近で身体をいっぱいに伸ばしてキープする。そして、マイボールのスローインになったことを確認すると、味方選手とハイタッチ。大津も3人、4人がかりでボールを奪って攻撃に繋げようとするが、青森山田の選手たちの強靭なフィジカルに阻まれてしまう。そして、青森山田はまた複数の選手でコーナーキープを試み、結局この間、1分近く時計の針を進めた。
一般的にこうしたプレーは、試合終盤に1点差や2点差でリードしているチームが勝ちきるために行う“時間稼ぎ”だ。それを青森山田は、4-0の後半アディショナルタイムに実施。その光景を目の当たりにしたスタンドはどよめき、彼らの勝利への執念は国内外のメディアによって報じられた。
「清々しくない」「なぜこんなことを?」「あれをこの場所でやる必要ある?」という否定的な意見があったことも確か。このプレーはコーチ陣が指示したものではなく、選手たちが自発的に行ったものだ。これまで報じられていなかったコーナーキープの理由。黒田監督は、「実は、我々しか知らないきっかけがあってですね」と言って明かしてくれた。
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