[連載小説]I’m BLUE -蒼きクレド- 第27話「世界をワクワクさせろ」
日本代表の最大の弱点とは何か?
新世代と旧世代が力を合わせ、衝突の中から真の「ジパングウェイ」を見いだす。
木崎伸也によるサッカー日本代表のフィクション小説。イラストは人気サッカー漫画『GIANT KILLING』のツジトモが描き下ろし。
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上原丈一がそそり立たった石柱の間をくぐると、大音量の電子音が聴こえてきた。
客層は10代がメインで、ゲームキャラクターのコスプレ姿も目立つ。いたるところでネオンが輝き、まるで学園祭とクラブをミックスしたような雰囲気だ。
普段サッカーが行われているスタジアムが、eスポーツになるとこうも変わるものか――。丈一の緊張は未知の空間によってさらに高まり、背中に汗がにじんだ。
国立競技場で行われた日本対ブラジルの試合後、丈一はドイツへ飛んだ。eスポーツ・ワールドカップ(W杯)の出場者リストに小高有芯の名前を見つけたからである。
今、日本代表はクレドによって「戦術」と「行動規範」が融合し、かつてないブルーに染まろうとしている。しかし、それは日本オリジナルのブルーではあるものの、まだ世界最強のブルーにはなっていない。最強になるには、日本人初のチャンピオンリーグ優勝を成し遂げた有芯が不可欠だ。
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