プロ野球・スポナビ週間MVP データの枠を超えて佐々木朗希を特別選出(4/4〜4/10)
完全試合を達成しガッツポーズを見せる佐々木朗希 【写真は共同】
セ・リーグの野手では逆転2ランを放った吉川尚輝(巨人)が、パ・リーグでは昨季までの本拠地で勝負強さを見せた西川遥輝(楽天)がトップに輝いた。
セ・リーグの投手では高橋奎二(ヤクルト)が120球を投じて9回1失点の完投勝利。一方のパ・リーグでは3登板でいまだ防御率0.00を維持している石川歩(ロッテ)が堂々の1位となった。
※リンク先は外部サイトの場合があります
データを超えた特別枠に佐々木朗希
トップバッター定着を狙う吉川が好調をキープ
【データ提供:データスタジアム】
打撃好調の6年目内野手がセ・リーグ野手のトップ。3月31日以降は出場したすべての試合で安打をマークしており、同期間の打率は.405を記録。4月6日の広島戦では1点を追う8回に逆転2ランを放ち、チームを勝利に導いた。今季は1番・セカンドとして起用され、攻守にわたって積極的なプレーが光っている。
2位 立岡 宗一郎(巨人)
14年目の今季は開幕一軍入りを果たし、主にピンチランナーとしてここまで11試合に出場。4月9日のヤクルト戦でも試合終盤に代走起用されると、打席が回った延長10回に自身初のサヨナラ弾を放ち、チームの連敗を止めた。今後も献身的な働きでアピールを続け、出番を増やしたいところだ。
3位 木下 拓哉(中日)
開幕直後こそ快音が聞かれなかったものの、3月30日からここまでは8試合連続安打中。特に4月5日からの対ヤクルト3連戦では、2本塁打を含む12打数6安打をマークし、計7打点を挙げる大活躍を見せた。攻守両面でチームを支える正捕手が、今週も持ち前のパンチ力で打線を引っ張る。
札幌の地で躍動した西川が1位に
【データ提供:データスタジアム】
新天地で躍動するスピードスターが先週のパ・リーグ野手トップに輝いた。古巣・日本ハムとの3連戦で11打数5安打4打点をマークする活躍を披露。4月8日の試合では1点リードの4回に追撃の2点適時打、10日には2点ビハインドの7回に1死満塁の好機から同点打を放った。
2位 上林 誠知(ソフトバンク)
チームの窮地で貴重な一打を放った上林が2位にランクイン。4月6日のオリックス戦では1点ビハインドの9回に2死一三塁の好機で代打として登場。オリックスの守護神・平野佳から一時は同点となる適時打をマークした。レギュラー奪取に燃える9年目外野手がバットで存在感を示した。
3位 三森 大貴(ソフトバンク)
4月5日にプロ1号となる逆転3ランを放つと、7日の試合では先制アーチ。オリックスとの3連戦で12打数5安打2本塁打の活躍を披露した。ケガにより直近の試合を欠場しているものの、ここまで好調な打撃で打線をけん引しており、首位を走るチームの原動力となっている。