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王者・川崎Fの3連覇を推す声多数、対抗は? Jリーグ推進委員会 各メディアの優勝予想

スポーツナビ

王者・川崎Fの3連覇を推す声が多数挙がっているが、その川崎をスーパーカップで破った浦和を対抗馬に推す声も多い 【写真:アフロスポーツ】

 DAZNとパートナーメディアで構成する「DAZN Jリーグ推進委員会」が2022シーズンのJ1を予想する。Jリーグ開幕特集に参画する各メディアにアンケートを実施。第1弾では、優勝チームを挙げてもらい、その理由を解説してもらった。日ごろからJリーグを報じているメディアは、今シーズンのJ1優勝争いをどう見るのか!?

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川崎フロンターレ

多くのメディアが優勝の最右翼と評価しているのが川崎フロンターレが今年狙うのはリーグ3連覇とAFCチャンピオンズリーグ(ACL)制覇だ 【写真:アフロスポーツ】

 優勝予想の堂々1位は王者・川崎フロンターレだ。多くのメディアは3連覇は可能と見ている。昨シーズンは途中、主力選手が退団しながらも、選手層の厚さ、高い完成度で見事に連覇を達成。そして鬼木体制6年目、狙うのはリーグ3連覇とAFCチャンピオンズリーグ(ACL)制覇だ。王者はさらなる進化を見せるのか。川崎Fを優勝候補に推すメディアの分析に着目したい。

サッカーマガジンWeb
 スーパーカップで浦和に敗戦。新戦力のチャナティップも融合にはまだ時間がかかりそうだ。とはいえ、優勝候補を挙げるなら、やはり川崎Fになる。今回の試合は新型コロナや代表活動による合流の遅れも影響したはず。この敗戦がシーズンの結果を反映しているとは思わない。横浜FMがJ1を制した19年シーズンを受けて臨んだ20年、川崎Fは17年、18年と連覇したスタイルから脱却を図り、4-3-3を導入した。戦い方に修正を加えると、見事タイトル奪取に成功。鬼木フロンターレのすごみは、その場に留まることを良しとせず、常にアップデートし続けている点にある。それが相手の対策を上回ってみせる大きな理由。転がり続ける川崎Fに苔はむさない。

サッカーダイジェストWeb
 鹿島に並ぶ史上2チーム目の3連覇達成の可能性は低くないと見る。補強はチャナティップ(←札幌)、瀬古樹(←横浜FC)、松井蓮之(←法政大)ら限定的だったが、それは現有戦力が充実しているという裏返しでもある。旗手怜央のセルティック移籍や、CBジェジエウの長期離脱など不安材料はあるもの、それはライバルも同じ。攻守にリーグ屈指の陣容をそろえているのは疑いようがない。もっとも、ACL制覇も目標に掲げているため、二兎を追うのは簡単ではないだろう。昨季よりも苦戦を強いられる試合が増えるかもしれない。それでも、上回れるチームがあるかと考えたとき、やはり優勝候補の本命はこの王者だ。

エル・ゴラッソ
 スーパーカップの敗戦が3連覇への影を落とす? いやいや、川崎Fは“あの試合だけを見ていたわけではない”。もちろん、苦難の連続であることは予想される。昨季からの勤続疲労に加え、ジェジエウの負傷、相手の対策、それにコロナやACL出場による過密日程の影響……。ただ、それも見据えてのチーム作りの最中だ。横浜FMや鹿島、浦和ら“オリ10のライバルたち”も黙ってはいないだろうが、スタートダッシュを切ることができればそのまま走り切る可能性もある。ポイントは大島僚太の復活と、チャナティップのフィットか。

フットボリスタ
 日本代表でも活躍が期待される田中碧、三笘薫、旗手玲央退団による戦力ダウンを感じさせない選手層。チャナティップ、瀬古樹というJリーグで実績のある即戦力の補強はもちろん、得点王レアンドロ・ダミアンの残留も大きい。昨シーズンの橘田健人のような大卒1年目選手の活躍にも期待。そして、今年は「フロ(26)周年」。026(オフロ)サポーターに就任した「純烈」がどのようなパフォーマンスを見せるのか。

DAZN NEWS
 昨年はシーズン途中で田中碧、三笘薫、さらにシーズン後には旗手怜央が欧州へ飛び立っていったが、王者・川崎Fの強さは変わらず。主砲レアンドロ・ダミアンの残留に加えて、横浜FCから瀬古樹、札幌からタイ代表チャナティップら実力者らが加入。また、昨季大卒ルーキーながら存在感を示した橘田健人のように、松井蓮之や佐々木旭といった大卒新人選手らが続けば、チームの層はさらに分厚いものとなるはずだ。

THE ANSWER
 昨シーズン、2度目の連覇を達成した川崎Fが今季、初の3連覇を目指す。リーグ開幕を1週間前に控えた12日、浦和とのスーパーカップでは0-2の敗戦を喫している。旗手玲央の抜けた穴は大きいが、その他のチームベースはそのままにチャナティップや瀬古樹を獲得するなど戦力的には十分。これまでも毎年主力選手が海外移籍などでチームを離れるなか、リーグ優勝を成し遂げてきたチームの安定感と総合力は今季も健在だ。懸念材料があるとすれば、ACLを含めた過密日程と打倒川崎Fに燃える他クラブの勢いぐらいか。それでも川崎Fならば余裕を持ってかいくぐれるだろう。

Qoly
 昨シーズンの守田英正、田中碧、三笘薫に続き、このオフには旗手怜央が欧州へ巣立った川崎Fだが、最終的にはリーグ3連覇を達成するとみる。まず昨季MVPレアンドロ・ダミアンの残留が大きい。国内で彼の存在は破格であり、今季も攻守で相手の圧力になることだろう。10番の大島僚太が今年はキャンプから全メニューをこなし開幕に臨める点もプラス。また、谷口彰悟や山根視来など日本代表選手にとってはW杯イヤーの大事な年でもあり、高い集中力でシーズンを駆け抜けるはずだ。ジェジエウの長期離脱は痛いが、逆を言えばシーズン中の補強が確定しているようなもの。どの順位で彼の復帰を迎えられるかが鍵となる。

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