高校ラグビー、準決勝の見どころは? 元日本代表・藤井淳が解説

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 全国高校ラグビー大会は3日、花園ラグビー場で準々決勝が行われ、ベスト4が出そろった。5日に行われる準決勝の2試合、東海大大阪仰星vs.東福岡、国学院栃木vs.桐蔭学園の勝敗を分けるポイントはどこにあるのか? ラグビー日本代表として活躍した藤井淳氏(東芝)に話を聞いた。

東海大大阪仰星vs.東福岡

グラウンドを広く使ったアタックが光る東福岡 【写真は共同】

――準決勝第1試合は東海大大阪仰星(大阪第2)と東福岡(福岡)の対戦となりました。両チームをどう見ていますか?

 準々決勝の4試合を見た中で、東福岡がもっとも完成度が高いと感じました。選手の能力を五角形で表すなら東福岡の選手はバランス良く広がっていて、それぞれのゲーム理解度も高い。準々決勝では京都成章(京都)が素晴らしいディフェンスを見せましたが、東福岡はグラウンドを広く使って攻めて、スペースができたところを攻略するという判断も優れています。

 一方の東海大大阪仰星はアタックにおいては個々の能力をうまく生かしていて、ディフェンスでは組織力の高さが目立ちます。準々決勝の常翔学園(大阪第1)戦でもディフェンスから何度も切り返して効果的なアタックにつなげました。

 大きく言えば、アタックの東福岡とディフェンスの東海大大阪仰星でどちらが上回るか?という試合になると思います。

東福岡の攻撃が優れている理由

――攻撃においてグラウンドを広く使うチームは増えましたが、ボールを回しているうちに苦しくなるケースもあります。東福岡はなぜうまく攻められるのでしょうか?

 高校ラグビーでもポッド(複数のユニットを配置する戦術)を採用するチームが増え、グラウンドを広く使うようになっています。しかし、ディフェンスの重圧を受けてしまい、ライン際にボールが渡った時には追い込まれている……というシーンもよく見られます。
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