天才・丹羽孝希が挑む2年前のリベンジ 42年ぶり快挙へスイッチは入るのか

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丹羽孝希は今大会、ベスト8の壁を越えて表彰台を狙う 【写真:森田直樹/アフロスポーツ】

 丹羽孝希にとって初めての五輪は17歳の時だった。高校3年生で初出場したロンドン五輪以降、丹羽の携帯電話の待ち受け画面は美しくライトアップされたロンドン五輪の卓球台。口数少ない少年の中に、五輪はそれだけ大きく残った。

 「4年に1回のオリンピックは重みが違う。会場の華やかさ、選手村の雰囲気、大会の規模や緊張感も全然違います。すべてはオリンピックのためですよ。断然、オリンピックが第一です。国際大会に出るのも、オリンピックに出るために世界ランキングを上げる必要があるからです」

 天才と呼ばれるクールな男が、これだけの情熱を注ぎ込む。丹羽にとって五輪こそが最も強いこだわりを持ち、卓球選手として一番のモチベーションを注ぎ込む舞台となっていた。
 
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