連載:世界卓球2021「実力ランキング」

世界卓球混合ダブルス「実力ランキング」 張本/早田組、日本勢4大会連続のメダル獲得へ

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【写真:松尾/アフロスポーツ】

 東京五輪で初採用となった混合ダブルスでは、水谷隼/伊藤美誠が日本卓球界初となる歴史的な金メダルを獲得。世界選手権でも2017年大会で吉村真晴/石川佳純が優勝を果たすなど、3大会連続でメダルを獲得している。混合ダブルスの特徴は男子選手と女子選手が交互にボールを打つこと。それゆえに、パワーのある男子選手のボールに女子選手がどれだけ対応できるかが、結果に大きく影響する。そうした意味で、女子選手のレベルの高いアジア勢のペアを中心に優勝争いが繰り広げられるだろう。日本からは今大会、張本智和/早田ひな、宇田幸矢/芝田沙季の2ペアが出場。4大会連続の表彰台、そして2大会ぶりの優勝を狙う。

10位:ルボミール・ピスチェイ/バルボラ・バラゾバ(スロバキア)

【写真:ロイター/アフロ】

 前回の2019年世界選手権混合ダブルスでベスト8に進出し、今年6月のヨーロッパ選手権混合ダブルス準優勝。37歳のピスチェイは老かいなボールさばきを見せるクセ者で、29歳のバラゾバもヨーロッパ勢らしいパワーに加え、柔らかなボールさばきを見せる。表彰台は組み合わせ次第といったところだが、上位を狙うペアにとってはひとつ壁となる手ごわいペアだ。

9位:チウ・ダン/ニナ・ミッテルハム(ドイツ)

【写真:アフロ】

 今年6月のヨーロッパ選手権混合ダブルスで初優勝を果たしたドイツの若手2人組。小技のスキルも光るチウ・ダンと男性的なプレースタイルで対応力も高いミッテルハムのコンビはダークホースのひとつ。アジア勢に肩を並べる数少ない欧州の強豪国・ドイツでようやくつかんだ代表の座。強力な先輩たちに負けじと活躍を見せたい。
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